適切な VI を適切な場所に配置する
VeriStand 2021 から 64 ビットアーキテクチャに切り替わったため、VeriStand 2021 以降では LabVIEW 64 ビットの vi.lib サポートのみが提供されます。 LabVIEW 32 ビット用の VI は vi.lib にインストールされません。同様に、ドライバ API は LabVIEW 32ビットに VI をインストールします。
- 32 ビット用の vi.libフォルダに含まれる 32 ビット用ドライバーAPIをLabVIEW 64ビット用の vi.lib フォルダにコピーします。
- 2021バージョンの場合: C:\Program Files (x86)\National Instruments\LabVIEW 2021\vi.libからC:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 2021\vi.lib\
- 2023 以降のバージョンの場合: C:\Program Files (x86)\NI\LVAddonsからC:\Program Files\NI\LVAddons
- VeriStandの64ビットカスタムデバイスAPIをLabVIEW 32ビットのvi.libフォルダにコピーします。
例えば2021年のバージョンを使用している場合、 C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 2021\vi.lib\NI VeriStand\Custom Device APIから C:\Program Files (x86)\National Instruments\LabVIEW 2021\vi.libにコピーします 。
System Explorer/構成コンポーネントの構築
カスタムデバイスのSystem ExplorerページとアクションVIはLabVIEW 64ビットランタイムエンジンによってロードされるため、LabVIEW 64ビットを使用して構築する必要があります。
- 構成中にドライバー呼び出しを行う必要がある場合は、ドライバー呼び出しをスタンドアロンの実行可能ファイルにラップし、 System Exec.vi を使用して呼び出せるようにカスタム デバイスをコンポーネント化します。
- JSONに平坦化するLabVIEWの機能と、既に行ったコピーによってLabVIEW 64ビットで使用できるようになったドライバのタイプ定義ファイルを活用することで、System Explorerでホストされているカスタムデバイスとこれらのスタンドアロンの実行可能ファイルの間で情報を簡単に受け渡すことができるようになります。
Scan Engine and EtherCATカスタム デバイスは、これを使用してハードウェア構成を検出し、システム定義ファイルに自動的に入力する良い例となっています。
エンジン/RT コンポーネントの構築
LabVIEW開発環境のビット数に関係なく、実際にコンパイルされたコードはLinux x64をターゲットとするため、Linux RT用のカスタムデバイスのエンジン/RTコンポーネントはLabVIEW 32ビットで直接ビルドすることができます。