プロセスモニターを使用してLabVIEWクラッシュを調査する方法

更新しました Apr 22, 2024

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW
  • TestStand
  • VeriStand

問題

LabVIEWで何か動作をするとクラッシュしてしまいます。しかし、LabVIEWを再起動しても内部エラーを調査するように警告する画面が表示されません。また、\My Documents\LabVIEW Data\lvfailurelogに何のテキストファイルもありません。クラッシュについて追加の情報を得るためにはどうすればいいですか?

解決策

プロセスモニターはリアルタイムのファイルシステム、レジストリ、およびプロセス/スレッドアクティビティを表示するWindows用の高度な監視ツールです。このツールを用いてLabVIEWのクラッシュの調査を進められる場合があります。

プロセスモニターは、MicrosoftのWebサイトから入手できます。Microsoft TechNet: Process Monitor プロセスモニターはZIPファイルとしてダウンロードされます。内容を新しいフォルダに解凍し、Procmon.exeを実行します。

使い方は、メニューバーでFilter>>Filter...を選択します。プロセスモニタフィルタウィンドウで、Process Nameを選択し、次にisLabVIEW.exe、最後にInclude;を選択します。次に、AddOKの順にクリックします。

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プロセスモニターウィンドウに戻ると、取得できるイベントには5つのタイプがあります。レポートの情報を最大化するには、ツールバーからShow Registry ActivityShow File System ActivityShow Network ActicityShow Process and Thread Activity、およびShow Profiling Eventsを有効にします。
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大量の情報が取得されるため、1つまたは2つのイベントのみを有効にすることが適切な場合があります。 LabVIEWをクラッシュさせるアクションを実行する直前に、プロセスモニタをクリアすることをお勧めします。こうすることで、プロセスモニターで保存するログには、最も関連性の高い情報のみが含まれるようになります。

必要に応じてログをNIの技術サポートと共有できるように、ログをコンマ区切り値(CSV)ファイル形式で保存することをお勧めします。