カスタムデバイスにLabVIEW VIからコマンドを送る

更新しました May 2, 2025

使用製品

ソフトウェア

  • VeriStand Custom Devices

問題

LabVIEWで開発したVeriStand用のカスタムデバイスに対してコマンドを送り、例えばカスタムデバイスの中で使用しているパラメータの現在の値を確認することなどは可能ですか?

解決策

VeriStandで使用するカスタムデバイスに対して、文字列あるいはバイト配列でコマンドを送ることができます。

カスタムデバイス側では、コマンドとともに必要であればデータを受け取り、応答を返します。

LabVIEW VIはカスタムデバイスからの応答を文字列で受け取ることができます。

 

コマンドを受け取るための仕組みは、カスタムデバイステンプレートウィザードで選べるAsynchronousの例で実装されています。

RT Driver.viのブロックダイアグラムを開いて、イベントストラクチャの中からユーザーイベントとして見つけることができます。

LabVIEW VIでコマンドを送るプログラムを作るための関数は、関数パレットのNI VeriStand >> Execution >> Custom Device Communicationで見つけることができます。

これらの関数を使用して、例えば以下のようなプログラムを書きます。

Open Custom Device Reference.viで指定するCustom Device Pathは、VeriStandのSystem Explorer上でのカスタムデバイスのパスを入力します。

また、Gateway IP AddressはVeriStandのデプロイ時に設定、確認することができます。

 

追加情報

Send Custom Device Message.viData入力は必須ではありませんが、これを使用する場合には文字列で入力する必要があるため、他のデータタイプでカスタムデバイスに対して値を送る場合には文字列に平坦化関数を用いたり適切な形で文字列に変換したうえで使用します。

カスタムデバイスからの応答も同様に文字列で受け取ることに注意してください。