関数発生器モジュールを使用して出力信号の振幅を動的に変更する方法

更新しました Apr 21, 2025

環境

ハードウェア

  • PXI-5422
  • PXIe-5413

ソフトウェア

  • LabVIEW

National Instrumentsは、PXIe-5413やPXI-5422など、いくつかの種類の関数発生器モジュールを提供しています。出力信号の振幅を動的に変更するためのいくつかの方法があります。この文書では、デジタルゲインプロパティを使用して振幅を動的に変更する最速の方法を説明します。

このデモンストレーションには、PXIe-8862、PXIe-1095、PXIe-5413、およびPXI-5422を使用しました。VIとハードウェアの性能はOSとコントローラによって制限されるため、この文書で紹介されているハードウェア/ソフトウェアの動作速度等は保証されたものではありません。

ここではNI Example Finderで利用可能なFgen Arbitrary Waveform.viを使用します。以下のようにデジタルゲインプロパティを追加する必要があります。

デジタルゲインプロパティを使用することで、信号の振幅を-1から+1の間で迅速に変更することができます。この方法は、波形データ自体を変更するよりもはるかに高速です。デジタルゲインはDACの直前に配置されているためです。

 

このテストでは、PXIe-8862(Windows 11)を使用しました。まとめると、PXI-5422は振幅の切り替えにおいて優れた性能を発揮します。振幅を0.1Vから1Vまで0.1V刻み(10ステップ)で変更しましたが、PXI-5422は1ms以内に10ステップで振幅を変更することができました。ただし、実行時間に多少の変動があります。一方、PXIe-5413はほぼ10msかかります。(この性能は保証されていません。)