NI 5783 Getting StartedのサンプルでRecord Sizeを65535以上に設定することはできますか?

更新しました Dec 30, 2024

使用製品

ハードウェア

  • NI-5781
  • NI-5782
  • NI-5783

問題

NI 5783 Getting Startedサンプルを使用すると、Record Sizeが 65535 以下の有限収録用に AI ストリームが構成されます。65535 より大きい値を使用できますか?

 

5783.png

下記のサンプル VI を使用しています。
C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 2020\examples\FlexRIO\IO Modules\NI 5783\NI 5783 - Getting Started
C:\Program Files\NI\LVAddons\flexrioama\1\examples\FlexRIO\NI 5783\NI 5783 - Getting Started

 

解決策

次の変更を加えることでRecord Sizeとして65535 より大きい値を使用できます。

  1. FPGA-to-Host.Configure 関数のRequested Depthを変更します。Requested Depthはホスト PC上で確保するメモリの容量です。サイズが非常に大きい場合は、PC メモリを大量に消費するため注意してください。
  2. Record Size modのようにRecord Sizeの新しい数値コントロールを作成する必要があります。

モジュール1.png

 

追加情報

Requested Depthに関してはPC RAM とデータ読み取り頻度から適切な値を使用する必要があります。たとえば、サンプリング レートが 100 MS/s の場合、Requested Depthを10 M に、レコード サイズを 2 M に設定します。この構成では20 ミリ秒ごとに 8 MS が読み取られます (NI 5783 は 4 つのチャネルのデータを同時に読み取るため)。