NI Linux Real-Timeターゲットに向けUSBベースのシステムレプリケーション

更新しました May 19, 2026

環境

オペレーティング・システム

  • LabVIEW Real-Time (NI Linux Real-Time)

この記事では、USBドライブを使用してNI Linux Real-Time(RT)ターゲットにイメージを複製または適応する手順について説明します。このプロセスを開始する前に、以下の点にご注意ください。

  • このレプリケーション方式に対応しているのは、NI Linux RTシステムイメージ2024Q4(24.8)以降を搭載したRTターゲットのみです。
  • この手順は、Intel x64ベースのアーキテクチャを搭載したNI Linux RTターゲットにのみ適用されます。お使いのRTターゲットのCPUベースアーキテクチャは各ターゲットの仕様書かリアルタイムコントローラとリアルタイムオペレーティングシステムの互換性のページに確認できます。
  • 複製されたイメージは、同じモデルのRTターゲットにのみインストールできます。
  • ホスト名、SSHキー、salt minion IDなど、ネットワーク上にターゲットを識別する一部の設定は、ネットワーク上での競合を防ぐために複製されません。

 

以上のことを踏まえ、以下の手順に進む前に、次のソフトウェアとハードウェアが準備できていることを確認してください。

  • ホストPCにNI CompactRIOドライバ2024Q4以降がインストールされている必要があります。このドライバをインストールすると、このチュートリアルで使用するNI Linux RTイメージファイルがインストールされます。
  • FAT32形式のUSBドライブ(8GB以上)
  • RTターゲットに接続するためのモニター
  • RTターゲットに接続するためのキーボード

USBドライブの準備

  1. WindowsマシンでUSBドライブをFAT32ファイルシステムでフォーマットし、ボリュームラベルを NIRECOVERY に設定します。

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  1. 以下のディレクトリにあるnilrt-recovery-media-x64.isoをマウントします。
    1. C:\Program Files (x86)\National Instruments\RT Images\Utilities\Linux RT Safemode\<バージョン24.8以降>

       
  2. マウントのディレクトリにある内容(以下の図)をUSBドライブにコピーします。
    1. ISOファイル自体はUSBドライブに書き込まないでください。
    2. システム複製が可能なUSBドライブを作成するには、NI Linux RTシステムイメージのバージョン24.8以降に同梱されているnilrt-recovery-media-x64.isoのみを使用できます。

       

システムイメージを取得する

上記のUSBドライブの準備のセクションで準備したUSBドライブは、x64 NI Linux RTターゲットのシステムイメージを複製するために使用できます。

  1. USBドライブはNI Linux RTターゲットに接続します。
  2. RTターゲットを再起動し、USBドライブからブート(boot)します。USBドライブをブートするには、BIOSで起動順序を手動で変更する必要がある場合があります。
    1. RTターゲットの再起動中に<Delete>キーまたは<F10キー>を押すと、BIOSに入ることができます。
    2. キーボードを使ってBoot設定メニューに移動し、USBを最初の起動オプションに変更します。
    3. 設定を保存してターゲットを再起動します。
  3. USBから起動すると、次のメニューが表示されます。Get Imageメニューオプションを選択します。

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  1. 取得するシステムイメージの名前を入力します(スペースやハイフン以外の特殊文字は使用しないでください)。または、以下に示すように、提供されているデフォルト名(例: 「cRIO-9043-2024-06-05-19-01-38」)を使います。

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  1. イメージの取得には、ユーザーデータの量とUSBドライブの書き込み速度によって数分かかる場合があります。進行状況はプログレスバーで表示されます。
    1. このツールは、USBドライブの空き容量がすべてのパーティションの内容を保存するのに十分かどうかを推定します。容量が不足している場合は、エラーが表示されます。

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  1. システムイメージはUSBドライブの\Images\<NameOfSystemImage>フォルダに保存されます。
  2. 操作が完了すると、次のプロンプトが表示されます。その後、USBドライブを取り外すことができます。 「reboot 」と入力し、 Enterキーを押してターゲットが再起動されます。

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システムイメージを設定する

上記のUSBドライブの準備のセクションで準備したUSBドライブは、システムイメージをx64 NI Linux RTターゲットに適用するために使用できます。

  1. USBドライブをNI Linux RTターゲットに接続します。
  2. ターゲットを再起動し、USBドライブからブート(boot)します。USBドライブからブートするには、BIOSで起動順序を手動で変更する必要がある場合があります。
    1. ターゲットを再起動中に<Delete>キーまたは<F10キー>を押すと、BIOSに入ることができます。
    2. キーボードを使ってBoot設定メニューに移動し、USBを最初の起動オプションに変更します。
    3. 設定を保存してターゲットを再起動します。
  3. USBから起動すると、次のメニューが表示されます。 Set Imageメニューオプションを選択します。

     
  4. USBドライブに保存されている、ターゲットと互換性のあるすべてのイメージが一覧表示されます。該当する番号を入力してEnterキーを押します。

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  1. yを入力して、指定したシステムイメージの適用を開始することを確認してください。

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  1. 進捗状況を示すために、プログレスバーが動き続けます。

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  1. 操作が完了すると、次のプロンプトが表示されます。その後、USBドライブを取り外すことができます。 「reboot 」と入力し、 Enterキーを押してターゲットを再起動します。

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USBベースのシステム複製機能を使用すると、x64系のNI Linux RTターゲットのディスクイメージ全体を保存し、同じモデルの同じターゲット、または、別のターゲットに適用できます。この機能は、セーフモード、実行モード、ドライバ、その他のインストール済みソフトウェア、設定、ユーザーファイルなど、ディスク上のすべてのコンテンツを複製します。

次のステップ

プロビジョニング回答ファイルの使用

ni_provisioning.answersという名前のファイルを USB ドライブのルートディレクトリに配置することで、対話型ユーザープロンプトを無効化することができます。各プロンプトには対応する変数があり、希望の値はプロビジョニング回答ファイルに設定できます。

  • ni_provisioning.answersファイルがUnix のラインフィード (LF)形式であることを確認してください。そうでない場合、ファイルに定義されている設定は無視されます。
    • ni_provisioning.answersファイルをWindows の CRLF 形式からUnix の LF 形式に変更する方法がない場合は、この記事に添付されているファイルを自由に使用してください。
  • ファイル内の引用符("")で囲まれた設定値以外は変更しないでください。

使用例:

  • ブートメニューで Get Image を選択すると、イメージの名前は NameOfSystemImage にして、イメージ作成後にターゲットの電源をオフにします。
  • ブートメニューで Set Image を選択すると、USBドライブ上に存在する NameOfSystemImage というイメージが選択され、再パーティションを確認して、イメージが適用された後にターゲットが再起動します。

 

USB複製プロセスを自動化する

プロセスを完全に自動化し、ユーザーによるプロンプト表示を回避する必要がある場合は、以下の手順に従ってください。

 

USBを設定する:

  1. USBドライブの準備のセクションに説明されている手順に従って、USBを用意します。
    1. ユーザーへのプロンプトを自動化するには、 ni_provisioning.answersファイルをUSBメモリに追加する必要があります。
    2. 事前に取得したイメージを自動的に適応するには、 D:\Images(D:/はUSBドライブの記号)ディレクトリにそのシステムイメージファイルが存在する必要があります。
  2. USBディレクトリ( D:\EFI\BOOT\grub.cfg)にあるgrub.cfgファイルを探します。
  3. このファイルの2行目を編集し、ブートメニュー起動時の default 設定を Get Image または Set Image を設定します


  1. grub.cfgを保存して、USBを取り出します。

 

cRIOコントローラでUSBを起動する:

  1. 上記の手順に従ってUSBが正しく設定されていることを確認します。
  2. RTターゲットをオフにします。
  3. USBドライブを接続します。
  4. RTターゲットがオフになっている状態で、RESETボタンを押します。
  5. RESETボタンを押しながら、RTターゲットの電源をオンにしてください。
  6. STATUS LEDが点灯するまでRESETボタンを押し続け、さらに約5秒間待ちます。
  7. STATUS LEDが点灯してから約5秒後、 RESETボタンを離します。
  8. RTターゲットは、 grub.cfgファイルの default パラメータに設定したアクションがブートメニューから起動します。
  9. RTターゲットは、defaultで選択された項目を開始し、 ni_provisioning.answersファイルを使用してユーザープロンプトを自動的に実行します。