- クライアントを1つずつ手動で再接続する
SystemLink サーバとすべてのクライアント間の接続を確立するには、 「Windows ターゲット用の SystemLink クライアントのセットアップ」または「NI Linux Real-Time ターゲット用の SystemLink クライアントのセットアップ」の手順に従います。
- システム状態を使用してすべてのクライアントを再接続します。
SystemLink Server データをアップグレードして別のコンピュータに移行した場合は、 システム状態を使用して、すべてのクライアントのマスターを新しいマスター (新しい SystemLink Server) に変更できます。
状態ファイルは、SystemLink Webアプリケーションにインポートし、古い SystemLink サーバ (まだ稼働中であると仮定) を使用してすべてのクライアントにリモートで展開できます。状態は 1 つ以上のシステムに同時に展開できますが、1 つのシステムでの状態展開を実施し、機能することの確認を取ってから、残りのクライアントに展開することをお勧めします。
- 変更マスター状態をダウンロードします。
- 古いSystemLink Webアプリケーションで、 システム管理>> 状態に移動し、ChangeMaster.slsファイルをインポートします。
- インポートされた状態の横にある ⚙ アイコンをクリックし、マスター引数を変更して、ファイルを編集し ( test.systemlink.io を新しいサーバの IPアドレスまたはホスト名に変更)、 保存ボタンをクリックして編集内容を保存します。
- システム管理>>システムに移動し、ChangeMaster.sls 状態を展開するクライアントを選択します。
- ソフトウェアを選択し、 インストールをクリックしてクライアントに状態を展開します。状態タブは、状態内のフィードとパッケージが選択したシステムと互換性がある場合にのみ表示されます。
- 次へをクリックして、状態に含まれるパッケージとフィードを確認します。
- 適用をクリックします。
システム管理>>状態に追加された状態は、上の図のように接続されているすべてのクライアントの下に表示されます。他のクライアントに進み、目的の状態をインストールします。
ChangeMaster.sls がインストールされたすべてのクライアントは、新しいSystemLink サーバ (状態ファイルのマスター引数で指定) に接続されているものとして表示されるようになります。
- 古いサーバから状態を展開するだけでなく、古いサーバのC:\ProgramData\National Instruments\salt\conf\pki\masterの内容すべてを新しいサーバ (同じパス) にコピーすることもできます。これにより、クライアントは問題なく自動的に再接続できるようになります。
※注記：
- ダウンタイムを制限するために、データの移行後にクライアントを移動することをお勧めします。
- NIでは、SystemLinkサーバを別のコンピュータに移行することを常に推奨しています。
ただし、移行が同じコンピュータで行われた場合、古いサーバはオフラインである可能性があります（ChangeMaster.sls状態をインストールするために）。この場合、移行前に古いサーバのC:\ProgramData\National Instruments\salt\conf\pki\masterからすべてのコンテンツをコピーして保存してください。移行後、このコンテンツを新しいサーバコンピューターの同じパスにコピーします。これにより、すべてのクライアントが自動的に移行され、新しいサーバに再接続されます。