HTTP APIを使用してSystemlinkクライアント資産の使用を開始または終了する方法

更新しました Apr 1, 2024

複数のクライアントがSystemLink Serverに接続されています。クライアントの資産使用状況が記録されて、SystemLinkの資産管理レポートに資産使用率の記録が表示されるようにするにはどうすればよいですか。

SystemLink Asset Moduleを使用すると、テスト機器や計測器など、SystemLinkクライアントシステムに接続されているすべてのテスト資産の使用状況を追跡できます。このドキュメントでは、HTTP APIを使用して資産の利用を開始・終了する方法について説明します。このHTTP APIリクエストを使用すると、接続されているすべてのシステムの資産使用率が記録され、システム管理レポートに表示されます。

  1. SytemLink Web アプリケーションで、 システム管理 >> システムに移動し、接続されているすべてのシステムのリストを表示します。
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  1. 操作したいシステムをクリックします。これにより、システムプロパティ (ミニオン ID、モデル名、ベンダー名、シリアル番号) とそこに存在するすべての資産が表示されます。これらのシステム・資産は、HTTP APIリクエストを構成するために使用します。
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  1. をクリックして、HTTP APIを選択します。これにより、Swaggerが開きます。
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  1. definitionAsset Performance Managementであることを確認してください。
アセット.png
資産利用を開始する
  1. utilizationカテゴリに移動します。資産利用を開始するには、 POST/v1/assets/start-utilizationをクリックします。
アセットPOST開始.png
  1. Try it Outをクリックします。
アセットSTARTtryitout.png
  1. バッファを構成する
  • utilationIdentifierとして、唯一の値を設定します。
  • utilizationTimestamp は、資産の使用を開始する時刻を指定します。
  • ミニオン ID、モデル名、ベンダー名、シリアル番号は、システム・資産タブで確認できます (上記ステップ 2)。
  • 使用率カテゴリ(userが資産を使用している理由) 、およびテスト名(資産で実行するテストまたは測定タスクの名前)、テスター名(資産を使用するユーザの名前)などの詳細を設定します。上記の設定に加えて、これらのプロパティを使用して、 システム資産使用率レポートフィルタリング して生成することができます。
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  1. Executeをクリックします。リクエストが正常に処理された場合、エラー発生せずに、Response bodyは次のように表示されます。
アセットスタート成功.png

以下はリクエストが正常に処理されていない場合に発生する可能性があるエラーの一つです。Response bodyメッセージにエラー内容が表示されます。この例では、指定されたutilizationIdentifierが同じミニオンIDにすでに存在していることがエラーの原因です。別のutilizationIdentifierを設定すると、問題が解決されます。
アセットSTARTエラー.png


資産利用を終了する
  1. utilizationカテゴリの POST/v1/assets/end-utilizationを利用して資産利用を終了する。
assetPOST終了.png
  1. Try it Outをクリックします。
  2. バッファを構成する
  • utilityIdentifier は、資産の使用を開始するために使用されたです。
  • utilizationTimestamp資産の使用が終了する時刻を指定します。
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  1. Executeをクリックします。

LabVIEWからHTTPリクエストを送信して、資産の使用を開始または終了

HTTPクライアントVI を使用して、LabVIEWから上記のリクエストを送信できます。(このドキュメントの下部にある添付ファイルからサンプルプログラムをダウンロードできます)。
  • 資産利用を開始する
アセットスタートLV.png
  • 資産利用を終了
アセットエンドLV.png

システムがクライアント資産使用率レポートの情報を更新するのに数分かかりますが、システム管理>>レポートタブからも直接確認できます。
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