Windows 11日本語版で実行可能ファイルをビルドするとLabVIEW 2023Q3バージョンがクラッシュする

更新しました May 28, 2024

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW 2023 Q3

問題

  • 実行可能ファイルのビルド中にLabVIEWがクラッシュし、次のエラーが表示されました。

LabVIEW 2023Q3 クラッシュ.png  LV2023crash.PNG
 
  • 実行可能ファイルを作成するときにLabVIEWのビルドの進行がハングする。

解決策

日本語版 Windows OS上でEXEまたはPPLをビルドする際のクラッシュ (およびおそらくハング) は、Windowsユーザー名に英語以外の文字が含まれていることが原因で発生します。
EXEおよびPPLビルドが使用するキャッシュがあり、通常はデフォルトでユーザのドキュメントフォルダにあるLabVIEWデータディレクトリに作成されます。ディスク上のパスに英語以外の文字が含まれている場合、キャッシュを開くときに問題が発生します。

この問題に対して推奨される回避策は、LabVIEW INIファイルに以下を追加することです。

AppBuilderCacheRoot="<path>"

ここで <path> には、フルパスに英語の文字のみが含まれる任意のディレクトリを指定できますが、トークンを次のように設定することをお勧めします。

AppBuilderCacheRoot="C:\ProgramData\National Instruments\AppBuilderCache"