NI-VCOM ツールキットを使用して CAN アプリケーションのローリング カウンタを構成する

更新しました Feb 7, 2025

環境

ソフトウェア

  • Vehicle Communication Toolkit

ドライバ

  • NI-XNET

ローリング カウンタは、フレームが送信されるたびにローリング カウンタ ビットに 1 を加算します。ローリング カウンタが 4 ビットであると仮定すると、ローリング カウンタは 0 ~ 15 の間で周期的に増加します。 ECU がローリング カウンタに飛びがあること (1 から 3 に値が飛ぶなど) を検出すると、ECU はローリング カウンタが 2 のフレームが受信されていないことを認識し、DTC (診断トラブル コード) を生成して、ECU はセーフ モードに入ります。 NI-VCOMツールキットは、CANフレームのローリングカウンタを構成するツールを提供します。この記事では、NI-VCOM ツールキットを使用してローリング カウンタを構成する方法を紹介します。

  1. RBSConfig ソフトウェアを開く
ソフトウェアを開くには 2 つの方法があります。
a. LabVIEWを開き、ツール>>Vehicle Communication Toolkit>>Legacy>>DBC and LDF RBSConfig...を選択します。
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b. VeriStand にPROVEtechRBSカスタム デバイスを追加します。 Create RBS Descriptorをクリックして、RBSConfig ソフトウェアを開きます。
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  1. データベースファイルの追加
データプールを右クリックし、 New Network >> CAN or FlexRay Networkを選択します。ポップアップされるオプションウィンドウで、 Create single networkを選択して、必要なデータベース ファイルを追加します。
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  1. ローリングカウンターの構成
Datapoolでローリング カウンター信号を見つけて、これを右クリックしてCopy2Configを選択します。
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Configurationで ローリングカウンタ 信号を見つけて、この信号を右クリックしてAuto Signal>>Rampを選択します。 AutoSignalsの下に信号が表示されます。
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  1. RBS 構成を設定するための XML として保存
Configurationでデータベース ファイルを右クリックし、 Save as XMLを選択して構成を保存します。
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XML ファイルは RBS 設定に追加する必要があります。
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注意:VeriStandカスタムデバイスとしてVCOM 2023 Q3からはProvetech:RBSではなくNI:VCOMと呼ばれています。