CSV形式で保存されたデータをDIAdemに読み込むDataPluginをPythonで作成する

DIAdemでは任意のファイルフォーマットのデータを読み込むためのDatapljuginを作成し、Datapluginにより各データファイルからプロパティ、データの情報をTDMデータモデルの形式に変換することでデータの標準化を行い、プロパティによるデータの検索性の向上や解析のパフォーマンス向上を行っています。（TDMデータモデルの使用例やDIAdemに読み込んだ際の状態についてはこちらの記事で具体例を確認できます。）

VisualStudio Codeのインストール、簡単な使用方法についてはこちらの記事 で紹介されています。DataPluginで作成したDataPluginは1つのPythonファイルに含める必要があり、ほぼすべてのPython 3.5.9のベースライブラリの機能を使用する事ができます。Python追加ライブラリの機能は使用する事ができません。

NI DataPlugins ExtensionをVisualStudio Codeにインストールします。この記事の下部のAttachmentsのvscode-ni-python-dataplugins.vsixを使用する場合、下記の様にInstall from VSIX...からインストールする事ができます。インストール後にVisualStudio Codeを再起動します。
 
再起動後、Ctrl + Shift + PでVSCode Command Paletteを呼び出し、NI DataPlugins: Create new Python-DataPluginを検索します。その後、DataPlugin名を入力し、使用するサンプルを選択します。ここではcsv_read_with_direct_loadingを選択します。
 
このDataPluginをDIAdemに登録するには下記の手順でエクスポートを行い、*.uriファイルを作成します。エクスポートの際にこのDataPluginで読み込むデータの拡張子を指定します。作成した*.uriファイルを実行するとDIAdemにDataPluginが登録されます。
 

DIAdemを使用し、登録されたDataPluginのテストを行う場合、NAVIGATORにおいてこの記事の下部のAttachmentsのExcample.csvの読み込みを行うことができます。
 
ここで作成したDataPluginによりExample.csvを読み込むと下記のようにデータが読み込まれます。