RFmx WLAN (RFmx Soft Front Panel)でNoise Calibrationを行う方法

更新しました Feb 23, 2022

使用製品

ハードウェア

  • PXIe-5840

ソフトウェア

  • RFmx WLAN
  • LabVIEW NXG

問題

EVMの向上の為、Noise Calibrationを行いたいです。WLAN Toolkitを使用する場合、WLAN Calibration UtilityでNoise Calibrationを行えましたがRFmx WLANの場合、どのように行えばよいですか?
 

解決策

RFmx WLANを使用する場合、RFmx Soft Front PanelもしくはLabVIEW関数でNoise Floor Calibrationを行います。

RFmx WLANではSoft Front Panel, LabVIEWによる計測はMeasure/Calibrateのいずれかのモードで実行されます。デフォルト設定の場合、Measureモードで実行されます。その為、RFmx Soft Front PanelではCalibrationのボタンを押さない限り、常にMeasureモードで実行されています。LabVIEWのプログラムではRFmxWLAN OFDMModAcc Configure Measurement Mode (VI) を使用してMeasure/Calibrateのモードの切り替えを行う事ができます。

RFmx Soft Front PanelでCalibrationを行う場合、下記のボタンから設定画面を開きます。
 
1calib.png



Single-Point Calibrateのボタンにより、校正を行う事ができます。Enable/DisableによりEVM Noise Compensationの反映を切り替える事ができます。LabVIEWではRFmxWLAN OFDMModAcc Configure Noise Compensation Enabled (VI) を使用して切り替えます。
 
2cal.png



また、Multi-Point Calibrationは下記の画面で行います。ここではEVMの向上の為、Enable/Disable Shared LO Connectionの切り替えも可能となっています。Center Frequency、Channel Bandwidthは下記の表で設定・確認できます。デフォルトの場合、RFmx Soft Front Panelは2.4 GHzチャンネルと5 GHzチャンネルの両方をロードします。
 
3calmulti.png