LabVIEWのプログラムによるTDMSファイルのプロパティの読み込みと書き込み

更新しました Feb 7, 2022

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW

問題

こちらの記事 でTDMSファイルにはファイル、グループ、チャンネルの3階層にプロパティとしてメタ情報を添付できる事を確認しました。以前計測したデータをLabVIEWで読み込み、プロパティを追加する事はできますか?

解決策

既存の*.tdmsファイルのデータ、プロパティを読み込み、新しく作成した*.tdmsファイルに保存するには添付ファイル(TDMS_Property_ReadWrite.vi)もしくは下記のようなVIを使用します。ファイル、グループ、チャンネルの各階層ごとにプロパティを読み込み、新たに作成した*.tdmsファイルに書き込む必要があります。この例ではバリアントとして読み込まれるプロパティを一度、文字列のデータタイプに変更し、書き込みを行います。
 
TDMS_Property_ReadWrite.png

プロパティを追加する場合、添付ファイル(TDMS_Property_ReadWrite_AddProperties.vi)もしくは下記のようなVIを使用します。プロパティの追加は別途TDMSプロパティを設定関数を使用してファイル、グループ、チャンネルのそれぞれの階層においてプロパティ名とプロパティ値を設定する事で行います。
 
TDMS_Property_ReadWrite_AddProperties.png

ここではファイル、グループ、チャンネルの各階層において追加されているプロパティは同一のものです。チャンネルごとに異なるプロパティを追加する場合、TDMSプロパティを設定関数のプロパティ値の入力値をチャンネルごとに変更する必要があります。