こちらの記事の手順でPXIe-657xに接続した端子台上の配線やDigital Pattern Editorの設定を用意します。LabVIEWにおいてプログラム的に一部のデジタル信号を置き換えるにはあらかじめDigital Pattern EditorにてSource Waveform.tdmsファイルを作成する必要があります。Digital Pattern Editor上でSource Waveform.tdmsファイルからの出力が行えることを確認した後、LabVIEWにおいて、Source Waveform.tdmsによって指定されている部分の信号をプログラム的に書き換え、出力・計測を行います。
ここでは
こちらの記事の設定のようにDUTPin1とDUTPin7, DUTPin2とDUTPin8が接続されている状態の回路を使用します。
Digital Pattern EditorでSource Waveform.tdmsを使用して信号を出力する
下記の手順でSource Waveform.tdmsを作成します。ここではDUTPin1とDUTPin2からの出力をSource Waveform.tdmsでバイナリ形式で指定します。また、パターンファイルについて、Sourceの機能を使用する為、Source Waveform.tdmsで指定した出力を行う際のピンの設定をDに変更し、source_start、sourceのOpcodeを使用します。
上記の設定で信号を出力するとSource Waveform.tdmsで指定した信号が繰り返し観測されます。
LabVIEWでSource Waveform.tdmsで指定された信号をプログラム的に書き換える
Digital Pattern Editorにおいて上記の手順で作成したファイルが含まれているフォルダに下記の様にAttachmentsのNI-Digital SourceCapture Waveform Folder.zipの中身を配置し、NI-Digital SourceCapture Waveform.viを開きます、resource name, source channel list, capture channel listなどの設定をDigital Pattern Editorと同様に行い、実行をするとbroadcast waveform dataがSource Waveform.tdmsの代わりに出力されます。
上記の方法を使用する事で例えばパターンファイルの一部をSource Waveform.tdmsから出力するように変更し、その部分の信号をプログラム的に書き換えながら信号の出力を計測を行う事ができます。