ソフトウェアのインストール
RF関連のハードウェアを使用する場合、ソフトウェアのインストール順序がとても重要となります。ベクトル信号トランシーバを使用して、RF変調波を作成・収録する場合、下記の手順でソフトウェア・ドライバをインストールします。インストール順序は上から順に行う必要があります。太字のソフトウェアは必須です。
1)
LabVIEW及びドライバ下記の製品はLabVIEWのダウンロードリンクより、
ドライバソフトウェアが付属を
ありの状態でダウンロードする事でインストーラにすべてのソフトウェアが含まれます。*の付与されているソフトウェアの使用の際は有償ライセンスを購入する必要があります。
- *LabVIEW 2020 64bit 英語版 (64bit版は英語版のみの提供)*
- JKI VI Package Manager
- PXI Platform Service
- NI-DCPower
- NI-DMM
- NI-Switch
- NI-Sync
2) RF関連ソフトウェア
RF関連ソフトウェアのインストーラは個別にダウンロード・インストールする必要があります。また、インストール順序は上から順に行う必要があります。
RFmx Waveform CreatorでRFmx LTE-V2Xの波形を作成し出力
RF変調波の作成に使用するRFmx Waveform CreatorのマニュアルはHelpからAbout RFmx Waveform Creator...を選択し、Helpを開く事で確認できます。ここではLTE-V2X信号を作成するのでマニュアルのV2X Sidelink Communicationの手順を行います。
RFmx Waveform Creatorを開き、
Modulationの項目から
LTE FDDを選択します。
下記の画面で変調波の設定を行います。V2X Sidelink Communicationの手順に記載されている通り、
Carrier Definistion 0の
Link Directionを
Sidelinkとし、
Frame ConfigurationでSubframe Configurationを行います。ここではSL0を下記のように設定します。
ここで作成した波形は
Instrumentのメニューから
Download & Playを開き、ハードウェアの選択及び中心周波数の設定等を行い、Create & Playを行う事で出力できます。波形出力中はStatusがGenerating LTE-V2Xとなります。
RFmx Soft Front PanelでRFmx LTE-V2Xの波形を計測
PXIベクトル信号トランシーバにおいて上記の手順で作成したLTE-V2Xの波形の出力ポートと入力ポートを接続する事で出力されている信号をRFmx Soft Front Panelで確認できます。LTE信号のコンスタレーションを確認するには下記の様に
Personalitiesの
LTE / LTE-Advancedを選択する必要があります。またLTE-V2X信号を測定する場合、Triggerの設定はDigitalもしくはIQ Power Edgeにする必要があります。