IQレートまたは帯域幅からLabVIEWでRFデータレート/スループットを計算する方法

更新しました Dec 4, 2023

ストリーミングアプリケーションに適切なハードウェア構成を選択できるようにするには、合計データスループットを計算する必要があります。誤ったシャーシ、コントローラー、またはハードディスクの選択は、高データレートシステムで最も一般的なボトルネックです。 RFシステムの場合、計算は明確ではありません。次のガイドは、正しい見積もりを実行するのに役立ちます。

一般に、測定アプリケーションの場合、データスループットは次の方法で計算できます。
 
データレート[ビット/秒] =サンプルレート[サンプル/秒] * ADCビットネス[ビット/サンプル]

ただし、RFアプリケーションの場合通常RFSAフェッチ関数はADCのビット数に関係なくIQデータを16ビットとして取得します。またRFの大きな違いは、IQデータを個別に処理する必要があることです。これは次のことを意味します。
  • サンプルあたり16ビットのIデータ= 2バイト
  • サンプルあたり16ビットのQデータ= 2バイト
  • まとめて:IQサンプルあたり4バイト

したがって、合計データレートの等式は次のようになります。
 
データレート[バイト/秒] = IQレート[サンプル/秒] * 4 [バイト/サンプル]

これは、100 MS / sのIQレートがある場合、400 MB / sのデータレートになることを意味します。

RF帯域幅情報しかない場合があります。 IQレートと帯域幅の関係は次のとおりです。

帯域幅 = IQレート* 0.8

すなわち

IQレート = 1.25 * 帯域幅
 
したがって、総データスループットの式は次のようになります。

DataRate = 1.25 * 帯域幅 * 4

したがって

DataRate = 5 * 帯域幅

これは 100MHz の帯域幅がある場合、500 MB/s のデータレートになることを意味します。


NIがビットパッキングを実装する特定のP2Pの例の場合、状況は異なります。ビットパッキングは基本的に12ビットADCデータを12ビット(16ビットではない)として利用するため、各ループ反復で4ビットを節約します。一部のVSAコード(P2Pなど)ではこの方法で最適化されたビットパッキングロジックを備えています。詳細についてはNIにお問い合わせください。