PXIe-657xのセットアップ
ここではPXIe-6570, SHC68-68-EPM(ケーブル), SCB68(端子台)を使用します。
NI-Digital Pattern Driver をインストールし、NI Measurement and Automation Explorer(NI MAX)を開くとPXIe-6570が認識されている事を確認できます。
PXIe-6570にSHC68-68-EPM(ケーブル)を使用してSCB68(端子台)を取り付けた後、下記のようにDIO0とDIO6, DIO1とDIO7を結線します。
Digital Pattern Editorでデジタル信号の出力と測定を行う
ここでは下記のフォルダのCapture Waveform.digiprojを使用します。
C:\Users\Public\Documents\National Instruments\NI-Digital\Examples\C\Capture Waveform
まず、PinMap.pinmapを開き、このプロジェクトで使用するハードウェアを指定します。ハードウェアの指定は下記のPin MapのInstrumentsの部分から行う事ができ、NI MAX上での認識名と同じになるようにします。
Pin MapにおいてConnectionsを確認するとDitital Pattern Editor上でのPinの名前と実際のハードウェアのPinとの対応を確認・設定できます。ここではDIO0とDIO6, DIO1とDIO7が結線されているので、DUTPin1(DIO0,65pin)とDUTPin7(DIO6,59pin)、DUTPin2(DIO1,31pin)とDUTPin8(DIO7,25pin)が結線されています。
各Pinの設定はPattern.digpatで行います。下記のようにDUTPin1-8に対して信号の出力(0,1)や測定の設定を行います。Xの部分は使用していない状態となり、0,1で指定された信号が出力されるとともにそれぞれ結線されているDUTPin7,8のVで指定されている部分で計測が行われます。ここではDUTPin7の入力を計測しています。
複数ビット(下記は2 bitsの例)のデジタル信号を計測する場合、下記のように設定します。
複数のDUTに対して同じ設定を使用し、同時に測定を行う場合、PinMapでSiteを増やし、ハードウェア上のChannelとの対応を作成します。ここではPXIe-6570のDIO6とDIO7の信号を別々に信号する事を目指します。これらの2つの信号をDUTPin8で計測する場合、下記のようにDUTPin8がSite0の時はDIO7, Site1の時はDIO6になるように設定します。DIO6とDIO7にはそれぞれDIO0及びDIO1から出力される信号が入力されているので、下記の設定で計測を行うと右図のような測定結果となります。