LabVIEW実行可能ファイルにすると画像表示器に黒い画面が表示される

更新しました Apr 24, 2023

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW
  • Vision Development Module

問題

マシンビジョン用のLabVIEWプログラムを開発して、VIとして実行すると正常に動作します。ただし、実行可能ファイル(EXE)として実行すると、フロントパネルの画像表示器にうまく画面が表示されず、表示が黒くなります。

VIを実行する場合
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LabVIEW実行可能ファイルを実行する場合
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解決策

この動作は、LabVIEWランタイムの複数のバージョンがコンピュータにインストールされていて、それらの中の最新バージョンに画像表示器に必要なコンポーネントがない場合に発生する可能性があります。
次のいずれかを試してください。
  1. 古いバージョンの1つに次のパスのフォルダがある( ----はインストールされているLabVIEWランタイムのバージョンを指します)場合は、それを最新バージョンにコピーします。
C:\ Program Files \ National Instruments \ Shared \ LabVIEW Run-Time \ ---- \ PlugInControls

したがってたとえば、LabVIEWランタイム2019および2020がインストールされていて、C:\ Program Files \ National Instruments \ Shared \ LabVIEW Run-Time \ 2019 \ PlugInControlsというフォルダがある場合は、 C:\ Program Files \ National Instruments \ Shared \ LabVIEW Run-Time \ 2020にコピーします。
  1. 実行可能ファイルを作成するときに、LabVIEWランタイムの新しいバージョンでプログラムを実行することを禁止します。これには、EXEをビルドする際のビルド仕様の設定にて上級カテゴリを選び、今後のLabVIEWランタイムバージョンでこのアプリケーションの実行を許可するのチェックボックスをオフにします。
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