解決策
1 kHzの矩形波をサンプルレート100 kHz、レコード長100サンプル(1周期分)で0ch(青色)の信号の立ち上がりをトリガとしてniScope EX Configured Acquisition.viで測定した場合、基準位置50%の時、x軸 = 50 (500us)の部分に信号の立ち上がりが現れます。この時、測定される信号は1 ms分となっています。
基準位置を30%とした場合、下記のようにx軸 = 30 (300us)の部分に信号の立ち上がりが現れます。
一方、基準位置を60%とした場合、下記のようにx軸 = 60 (600us)の部分に信号の立ち上がりが現れます。
上記の様に信号の立ち上がりの位置は基準位置によって%単位で前後させる事ができます。一方、トリガ遅延を使用すると秒単位で信号の立ち上がり位置を前後させることができます。
例えば、基準位置を50%の状態でトリガ遅延を100 usとした場合、下記のようにx軸 = 40 (400us)の部分に信号の立ち上がりが現れます。これは信号の立ち上がり(実際にトリガのかかったタイミング)から100 us後の部分を基準として信号が取得されている事になります。
また、基準位置を50%の状態でトリガ遅延を200 usとした場合、下記のようにx軸 = 30 (300us)の部分に信号の立ち上がりが現れます。