解決策
メンバーからのユーザの追加と役割マッピングからのユーザの追加は機能的には同等です。いずれの場合もドメイン管理されているユーザについては一度、SystemLink Serverにログインした事のあるユーザのみ追加可能であり、一度のSystemLink Serverにログインした事のないユーザは追加する事ができません。
SystemLink Serverではドメイン管理されているユーザを登録するには一度、そのユーザアカウントでSystemLinkにログインをする必要があります。初回のログイン時にSystemLinkにユーザを登録するために必要な認証が行われ、SystemLinkのユーザとしての登録情報が作成されます。これはMicrosoft社の機能で行われており、SystemLink等の外部のアプリケーションから実行する事ができないため、ドメイン管理されているユーザは最低でも1回はSystemLink Serverにログインする必要があります。
Workspaceにおけるユーザの登録と役割のマッピング
それぞれのWindowsアカウントはアクセス権のユーザで設定・確認でき、SystemLink上でのユーザ名を各Workspaceの役割マッピングに入力する事でWorkspaceへの登録と役割(権限)の設定を行う事ができます。非常に多くのユーザがSystemLink Serverにログインをしている場合、アクセス権のユーザの画面には過去にログインした沢山のユーザが表示されます。各Workspaceに登録を行う際にメンバーの機能を使用する場合、これらのユーザ情報の検索を行いながら登録を行う事ができます。ただし、メンバーの機能でユーザを登録する場合であっても、各Windowsアカウントのユーザは一度、SystemLink Serverにログインをしておく必要があります。
上記のようにWorkspaceの役割マッピングからユーザの登録・権限設定を行う場合とメンバーから同様の事を行う場合、使用されているHTTP APIに違いはありません。ただし、ペイロードの部分に一部違いが存在します。SystemLink上における操作を行った際に裏で実行されているHTTP APIにどのような違いがあるかを確認したい場合、Google DevToolやWiresharkを使用する事で確認できます。今回の操作の場合、下記の様な違いを確認できます。keyがuserであるかuser-idであるかの違いは存在しますが、下記の結果、得られる挙動は同じとなります。