Webサービス、Webアプリケーションの作成方法の基礎については
こちらの資料で確認できます。
ここではWebサービスにおいて、下記の様にサブVIを呼び出します。このサブVIでは簡単な配列処理を行うとともに指定した時間の待機を行い、またVIの実行開始時間と終了時間を出力します。
このサブVIを含むPOSTリクエスト(Parallel.vi)をクライアントPCから複数回並列で呼び出すと、実行は同時に処理されず、逐次処理されて行きます。Parallel.viのPOSTリクエストの内容を複数回同時に呼び出し・実行する必要がある場合、同じ内容のPOSTリクエストを複数個作成します。この時、各POSTリクエスト内で使用するサブVIは同じもので構いません。
上記のようにParallel.vi, Parallel2.vi, Parallel3.viの3つのPOSTリクエストを作成し、それらを下記のように同時に実行すると、想定通りの動作をすることが確認できます。
赤、緑、青はそれぞれParallel.vi, Parallel2.vi, Parallel3.viに対してPOSTリクエストを行っており、それぞれ2秒、3秒、4秒の待機時間を指定しています。これらの処理の開始時刻は21:02:50とほぼ同じ時刻となっており、終了時刻はそれぞれ指定した待機時間経過後となっています。
一方、各POSTリクエスト内であるサブVIを複数回呼び出すもしくは並列実行モードのForループを使用して処理の高速化を行う場合、下記の様にPOSTリクエスト内でサブVIを呼び出し、そのサブVI内でVIの非同期呼び出しを行う必要があります。
Webサービス作成時にVIの非同期呼び出し、並列実行を行う必要がある場合、目的に応じて上記のようなプログラミングが必要となります。