オフラインインストーラを使用してNI Volume License Manager(VLM)でVolume License Installerを作成する方法

更新しました Dec 7, 2022

環境

ソフトウェア

  • Volume License Manager

NI Volume License Manager(VLM)にてVolume License Installer(VLI)を作成し、クライアントPCに配布し、インストールする事でソフトウェアインストールとクライアントにおけるライセンスサーバへの接続の設定を行う事ができます。ここではNI VLMとソフトウェアのインストーラを使用してVLIを作成する方法を確認します。

 
  1. オフラインインストーラをni.comからダウンロードします。ここではLabVIEW 2022 Q3, 32bit, 日本語版, ドライバなし のオフラインインストーラを使用します。このオフラインインストーラは2.99 GBの*.isoファイルとして配布されています。

    0INstaller.png

     

  2. ダウンロードしたni-labview-2022-x86-ja_22.3.0_offline.isoをマウントします。*.isoファイルをマウントすると仮想ドライブにインストーラが表示されます。

    1mount.png

     

  3. NI VLMを起動し、ツール >> ボリュームライセンスインストーラを作成を選択します。

    3vlistart.png

    ボリュームライセンスインストーラウィザードにおいて使用するインストーラソースを選択します。ここでは上記の手順でマウントし、仮想ドライブで読み込まれているinstall.exeを使用します。(ソフトウェアによってsetup.exeの場合がございます。)

    2VLI.png

    インストーラ出力先、インストーラ名、を指定し、インストーラ実行ファイル名をインストーラソースと同じものを選択します。

     

  4. VLIでソフトエアをクライアントにインストールした際にクライアントPCが参照するライセンスサーバのIPもしくはドメイン名を入力します。デフォルトポートの27000以外を使用する場合はポート番号も指定します。サーバのIPが10.128.1.103、使用するポートが27001の場合、10.128.1.103:27001とします。NI VLMで使用するポートはNI VLMを起動し、ツール >> 環境設定 >> 一般 >> メインのライセンスポートで確認・設定できます。

    VLI2.png

    上記の設定完了後、ビルドを行います。

     

  5. 完成したVLIは使用したインストーラソースとほぼ同じ大きさとなります。このVLIをクライアントPCに配布し、ソフトウェアをインスト―ルする事で、クライアントPCは指定したライセンスサーバを参照します。

    7com.png