ボリュームライセンスサーバの設定、クライアント情報を新規のライセンスサーバにコピーする方法

更新しました Dec 5, 2022

環境

ソフトウェア

  • Volume License Manager

永久ライセンスのサブスクリプション化に伴い、従来の永久ライセンス契約のライセンスファイルと新規のサブスクリプション契約のライセンスファイルの2つをそれぞれ別のライセンスサーバでホストする必要がある場合があります。新しいライセンスサーバの設定、クライアント情報について、従来まで使用していたライセンスサーバと同じものとする場合、下記の方法で新規のライセンスサーバの初期設定を行います。

 

目次:

  1. 従来のライセンスサーバでバックアップファイルを作成する
  2. バックアップファイルを使用して新規のライセンスサーバを立ち上げる
  3. 旧ライセンスサーバと新ライセンスサーバの設定、クライアント情報を比較する

  1. 従来のライセンスサーバでバックアップファイルを作成する

     設定、クライアント情報を保有しているライセンスサーバにおいてバックアップファイルを作成します。ファイル >> NI VLMをバックアップ/復元を選択し、下記の図の通り、出力先の指定等を行い、バックアップファイルを作成すると指定したフォルダに*.vlmbakが作成されます。

    2oldserver.png

     

     

     

     

  2. バックアップファイルを使用して新規のライセンスサーバを立ち上げる

    新たに用意したPCにおいて、Volume License Managerをインストールし、下記の手順で*.vlmbakファイルを使用して初期設定を行います。

    3new1.png

    上記の設定以外の部分については運用に合わせた設定を行います。

    3new2.png

入門ウィザード以外では、別のサーバからのバックアップを使用することはできません。初回起動時の状態に戻す必要がある場合、別のNI VLMで作成したバックアップを使用する方法 を参照してください。​​​​​​​
 
  1. 旧ライセンスサーバと新ライセンスサーバの設定、クライアント情報を比較する

    上記の方法で立ち上げた新しいライセンスサーバと従来のライセンスサーバの設定を確認します。ボリュームライセンスマネージャ起動時に表示されているライセンスの項目はライセンスファイル固有の情報、PC固有の情報が多い為、一致しない状態である事が多いです。

    4comp1.png

    一方、ツール >> 環境設定を開き、各種設定内容を確認すると従来のサーバと新しいサーバとで同じ設定が使用されている事を確認できます。

    5comp2.png

    また、ユーザ、コンピュータ、グループの項目についても従来のサーバと新しいサーバとでクライアント情報やグループの情報が同じであることが確認できます。

    6comp3.png


    7comp5.png


    8comp6.png

    上記の方法で設定した2つのライセンスサーバの片方で永久ライセンスのライセンスファイル、もう片方でサブスクリプションのライセンスファイルをホストし、各クライアントにおいて使用するライセンスに対応したサーバに接続する事で接続先のサーバでホストされているライセンスファイルからライセンスを使用する事ができます。

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