VIパッケージマネージャー(VIPM)を用いてLabVIEWのアドオンをダウンロードし管理する

更新しました Jun 13, 2024

環境

ソフトウェア

  • LabVIEW
  • JKI VI Package Manager

LabVIEWツールネットワークとVIパッケージマネージャ(VIPM)を使用することで、LabVIEWアドオンを簡単に参照やダウンロード、および管理することができます。VIPMはデスクトップから接続し、LabVIEWに直接アドオンをダウンロードしたり、インストール済みパッケージをアップデートしたりすることができるパッケージのリポジトリを提供します。

VIパッケージマネージャは、LabVIEWアドオンをダウンロードして管理するための推奨される方法であり、即座にLabVIEWツールネットワーク上のアドオンのアクセスが可能です。このチュートリアルでは、VIPMを使用したLabVIEWアドオンのダウンロード、インストール、および管理について説明します。

VIPMはJKIによって作成および管理されるツールであることに注意してください。ツールについて質問がある場合は、 JKIにお問合せください

VIパッケージマネージャーからLabVIEWアドオンをダウンロードする

  1. まだ行っていない場合は、 LabVIEWをダウンロード してインストールします。
  2. JKIからVIパッケージマネージャー(VIPM)をダウンロードしてインストールします。
  3. ここからLabVIEWアドオンを検索するには2つのオプションがあります。
    • NI LabVIEW Tools Network からアドオンを検索します。 Tools NetworkではNIおよびサードパーティのアドオンが提供されています。
      1. LabVIEWツールネットワークでアドオンを検索して、「ダウンロード」を選択します。
      2. ダウンロードページに移動すると2つのダウンロードオプションが表示されます。「VIPMからダウンロード(推奨)*」を選択して、VIPMを起動します。
        • VIPMアプリケーションがまだ開いていない場合は、VIPMの起動画面が表示される場合があります。ダウンロードページのリンクを再度クリックすると、VIPM内のアドオンの情報とダウンロードページに移動します。
    • VIPM内のアドオンから
      1. インストールしようとしているアドオンの名前がわかっている場合は、VIPMブラウザー(図1)またはJKI VIパッケージマネージャーアプリケーション(図2)内の検索機能を使用してください。

図1:VIPM Browser2020画面。スプラッシュ画面の中央にある検索バー(読み込み時に表示可能)と、アプリケーションの上部にある検索バー(アドオンのページから表示可能)に注意してください。


図2:VIPMメインアプリケーション。左上の[検索]メニューを使用して、名前、会社、リポジトリでアドオンを検索します
  1. インストールするアドオンが見つかったら、「インストール」を選択します。
    • VIPMメインアプリケーションページ、VIPMブラウザの検索結果内、または特定のアドオンの情報ページから直接インストールできます。
    • VIPMのバージョンによっては、VIPMにサインインするか、JKIアカウントを作成するように求められる場合があります。 VIPMツールの手順に従って、アカウントを作成、確認、またはサインインします(図3)。
    • サインインすると、インストールが開始されます。

図3:アドオンをインストールする前にVIPMにサインインする必要があります
  1. インストールが完了したら、「開く」を選択します。これにより、LabVIEWが起動し、新しいVIが開き、LabVIEWアドオンのVIパレットがブロックダイアグラムに表示されます。

LabVIEWアドオンを管理する

VIパッケージマネージャを使用すると、LabVIEWアドオンを簡単に管理できます(図4)。

  • Installed / Not installed」のドロップダウンを使用して、マシンにインストールされているアドオンとインストールされていないアドオンをフィルタリングします。デフォルトでは、すべてのアドオンが表示されます。
  • メニューバーの「バージョン」ドロップダウンを使用して、LabVIEWバージョンでフィルタリングします。マシンにインストールしたバージョンは、デフォルトで使用可能となります。
  • 「View」メニューの「Legend」を選択して、パッケージの横にあるグリフが何を表しているかを確認します。
  • アドオンをアンインストールするにはVIPMのメイン画面でインストールされたパッケージを右クリックして「Uninstall」をクリックします。
  • パッケージを右クリックし、「Get Info」を選択すると、パッケージの詳細ページを開きます。詳細ページではパッケージをインストール、アンインストールしたり、「Show in Palettes」にてLabVIEWの関数パレットを表示したり、またダウンロード可能なバージョンが表示することなどができるようになっています。

図4:VIパッケージマネージャーのメインアプリケーション。バージョン、検索キーワード、インストール状態でフィルタリングしながら、利用可能なアドオンのリストを表示する

*:LabVIEWツールネットワーク上の一部の古いアドオンは、VIパッケージマネージャを使用していません。これらのアドオンを手動でダウンロードしてインストールします。