エラー13: DLLを開くプログラムを実行したときにライブラリ関数ノードの呼び出しでエラーが発生する

更新しました Aug 19, 2022

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW

問題

  • ライブラリ呼び出し関数ノードを使用してLabVIEWでdllを開こうとしましたが、次のエラーが発生しました。
  • あるコンピュータ上では正常に呼び出す事のできたdllが、別のPCではエラー13が発生します。


ライブラリ関数呼び出しノードの設定をどのように変更しても、エラーが発生し続けます。対処方法はありますか?

解決策

このエラーは、使用されているdllが関数、ライブラリを呼び出そうとしたり、現在のコンピューターで使用できないシンボルを使用したりしようとしたときに発生します。良くある事例として、適切なVisual Studio C++ 20XY再頒布可能パッケージがコンピューターにインストールされていないにもかかわらず、DLLにVisualStudio関数が含まれている場合です。

対処方法:
  • dllの作成者に連絡し、問題について通知してください。ライブラリを適切に使用するためにインストールする必要のある追加の依存項目を確認し、関数やシンボルが欠落していない状態でDLLを再作成できるようにする必要があります。
  • 作成者に直接連絡することができない場合、作成元にdllについてのドキュメントを要求する必要があります。ライブラリが適切にドキュメント化されている場合は、現在のPC環境とドキュメントと比較することで、不足しているモジュールをすばやく特定できます。
  • 上記の方法のいずれも適用できない場合、Dependency Walkerソフトウェアなどを使用して、不足している依存関係を特定できる事があります。 Dependency Walkerは、dllによって呼び出される依存関係を表示します。このソフトウェアのダウンロード・使用方法に関しましてはこちらのリンク をご確認ください。依存関係に関する階層ツリーを表示し、黄色の疑問符でマークされたものが存在しない要素となります。ツリーの一番上から不足しているファイルをGoogleなどで検索し、それらがどのパッケージに属しているかを判断することができます。なお、これらの手順に関しましては他社製製品の仕様方法なのでNIからご案内する事はできません。
 

追加情報

ビルド仕様の作成中にエラー13が発生した場合、こちらの手順 を参照してください。