NIのMXIやPCIボードを使用時のDRIVER_VERIFIER_DMA_VIOLATIONによるBSODを回避する

更新しました Nov 6, 2024

マザーボードとコンピューターの複数のメーカーに依存しているため、MXIカードを使用する場合にブルースクリーンオブデス(BSOD)が複数の理由で発生する可能性があります。また、PCIボードをPCI to PCIeブリッジを経由して使用した場合にも、NIのPCIボードがこうしたブリッジをサポートしていないためにBSODの状態になることがあります。
この記事では、BSODの停止コードとしてドライバー検証ツールのDMA違反エラー(DRIVER_VERIFIER_DMA_ VIOLATION)が表示されている場合のトラブルシュートについて紹介しています。

DRIVER_VERIFIER_DMA_ VIOLATIONのエラーはカーネルDMAを無効にすることで解消する場合があります。
カーネルDMAを無効にする方法は、製造元のBIOSの種類に依存します。特定のマニュアルを入手できる場合は、BIOS起動および操作の方法についてそちらを参照してください。
以下に、一般的な手順を紹介します。
  1. BIOSを起動します。PCを再起動してF2 / Deleteを押すことで実行できます。これは、Windows OSが表示される前に画面に表示されます。
  2. 起動できる場合は、BIOSページが表示されます。その後DMAの設定を行います。通常、このDMA設定はセキュリティ(Security)タブにあります。
  3. カーネルDMA保護(Kernel DMA Protection)を選択してから、無効(Disabled)を選択します。以下の図はサンプル画像であり、画面上の表記は異なって見える場合があります。
image.png
  1. もしカーネルDMA保護を無効にするオプションがない場合には、BIOSで無効に設定できるもう1つの設定として、I / O用インテルバーチャライゼーションテクノロジー(VT-d)(Intel Virtualization Technology for I/O)を無効にします。
  2. 保存して終了し、PCを再起動します。