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キーボード上の 2 つの Enter キーの動作が LabVIEW で異なる
キーボード上の 2 つの Enter キーの動作が LabVIEW で異なる
更新しました Jun 29, 2022
使用製品
使用製品とは、この記事で説明されている解決策で動作することが確認された製品を示しています。この解決策は、他の同様の製品やアプリケーションにも適用される可能性があります。
ソフトウェア
LabVIEW
問題
キーボードのメインキー側の Enter キーとテンキー側の Enter キーが文字列制御器での文字データ入力時やキーフォーカス、キー操作において異なる動作をしますが、これはなぜでしょうか。
解決策
LabVIEW はキーボード上のメインキーの Enter キーとテンキーの Enter キーの動作を異なる方法で検出します。(メインキーの Enter キーは Windows でないキーボードにおいて Return キーとしても知られています。)以下では文字列入力、キーフォーカス、キー操作においてメインキーとテンキーの Enter キーでどの様に動作が異なるかを説明します。
メインキー側の Enter キー
・文字列を入力している最中にキーを押すと、改行定数を追加します。
・フロントパネル上のいずれかの制御器にキーフォーカスがある場合、制御器の値の変更を行います。例えば、ブール制御器と文字列制御器が 1 つずつフロントパネル上にある場合 VI の実行中に Tab キーを押して制御器のフォーカスをブール制御器と文字列制御器の間で繰り返し変更できます。その際、文字列制御器にキーフォーカスがある場合に文字列を入力してから Enter キーを押しても引き続き文字列の入力が可能です。一方でブール制御器にキーフォーカスがある場合は Enter キーを押す度にブール制御器の値が変わります。
・フロントパネル上のある制御器に「キー操作」の「フォーカス」に Return キーが指定されている場合で、いずれの制御器にもキーフォーカスが無い場合 Enter キーを押すと、その制御器にフォーカスが移ります。
テンキー側の Enter キー
・文字列を入力している最中にキーを押すと、文字列制御器の入力を終了します。
・フロントパネル上のいずれかの制御器にキーフォーカスがある場合、制御器の値の変更を行った後に制御器からキーフォーカスを無効にします。例えば、ブール制御器と文字列制御器が 1 つずつフロントパネル上にある場合 VI の実行中に Tab キーを押して制御器のフォーカスをブール制御器と文字列制御器の間で繰り返し変更できます。その際、文字列制御器にキーフォーカスがある場合に文字列を入力してからキーを押すと、それまでの文字入力を反映させて入力を終了します。一方でブール制御器にキーフォーカスがある場合はキーを押すとブール制御器の値が変更されてキーフォーカスが無効になります。
・フロントパネル上のある制御器に「キー操作」の「フォーカス」に Return キーが指定されている場合で、いずれの制御器にもキーフォーカスが無い場合 Enter キーを押すと、その制御器にフォーカスが移ります。
LabVIEW はメインキーの Enter キーをテンキーの Enter キーとして動作させるオプション設定があります。LabVIEW 8.0 以降のバージョンの場合
ツール >> オプション >> 環境
の画面上の「Enter キーでテキスト入力を終了」のチェックボックスで変更できます。LabVIEW 6.0 から 7.1 のバージョンでは
ツール >> オプション >> フロントパネル
の画面上で変更できます
メモ:上記の設定は開発環境でテキストデータを入力する際の Enter キーの動作を変更します。実行環境でテキストデータを入力する際の Enter キーの動作を変更したい場合は、LabVIEW アプリケーションを作成する前にこの技術サポートデータベースを参照してください。
関連リンク
文字列制御器で文字入力の際 Enter キーを無効にする方法
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