NI-LinuxリアルタイムターゲットのコンソールおよびVeriStandログにアクセスする

更新しました Apr 18, 2024

環境

ハードウェア

  • CompactRIO Controller
  • PXI Controller

ソフトウェア

  • VeriStand

オペレーティング・システム

  • LabVIEW Real-Time (NI Linux Real-Time)

コンソールビューア はリアルタイムターゲットのコンソール出力を表示してくれます。コンソール出力はシステム定義ファイルのデプロイ状況、CPU使用率、デバッグメッセージなどの情報を含んでいます。このツールはリアルタイムターゲットにモニターをつないでいない場合や離れた場所からターゲットにアクセスしたい場合に役立ちます。しかし、コンソールビューアはNI Linux リアルタイムターゲットでサポートされていません。

ここでは、NI Linuxリアルタイムターゲットに対してVeriStandのデプロイについてのトラブルシュートを行う目的でどのようにコンソールやVeriStandのログにアクセスするかを説明しています。以下は、VeriStandエンジンがインストールされていて既にVeriStandプロジェクトがデプロイされている状態でのリアルタイムターゲットの典型的なコンソール出力の表示例です。

****************************
System awaiting new configuration from client.
Stopping system definition...
Stop time: 09:44:53 AM
08/24/2021
Finalizing engine timing sources...
Finalizing inline custom devices...
Finalizing DAQ devices...
Finalizing FPGA devices...
****************************
System error encountered.
:::Details:::
Error code: 1556
Error Message: LabVIEW: (Hex 0x614) The reference is invalid. This error might occur because the reference has been deleted.
****************************
System awaiting new configuration from client.
Finalizing models...
Unloading system definition...
VeriStand Engine idle. Awaiting command...

コンソールにアクセスする

  • コンソールにローカルでアクセスするには、モニターをすべてのPXIコントローラーと一部のcompactRIOコントローラーに接続します。モニターをコントローラーに接続する方法については、ユーザーマニュアルを参照してください。
  • コンソールにリモートでアクセスするには、次の手順に従います。
    1. NI LinuxReal-Timeデバイスのシェルにアクセスします
    2. ターミナルからコマンドcat /dev/vcsを実行しコンソールから端末にテキストを印刷します。
    3. 最新のコンソール出力を取得するには、このコマンドを繰り返し実行する必要があります。この資料にポーリングを行うVIが添付されています。

データログにアクセスする

  1. NI LinuxReal-Timeデバイスのシェルにアクセスします
  2. VeriStandログのディレクトリに移動します。コマンドcd /c/ni-rt/NIVeriStand/Logsを実行します。
  3. 次のコマンドを使用します。tail -f -n 30 Log VeriStand\ Engine\ Log\ log_name.txt
注意: NI VeriStand - Print Debug Line.vi(または以前のバージョンのVeriStandではNI VeriStand - Print Debug String.vi)を呼び出す場合は、Add to log file?入力をTrueに設定し、NI VeriStandデータログに情報を追加できるようにします