ボリュームライセンスのライセンス形態の違いは何ですか?

更新しました Jun 21, 2021

使用製品

ソフトウェア

  • Volume License Manager

問題

NI Volume License Manager(VLM)を使用してLabVIEWやDIAdemのネットワークライセンスを管理しています。ボリュームライセンスには管理されたコンカレントライセンスと管理されていないコンカレントライセンスとがありますが、これらの違いは何ですか?

解決策

コンカレントのライセンスは、VLMがもつライセンス数になるまで、未使用中のライセンスをコンピュータやユーザに付与することができます。ボリュームライセンスを使用して、契約するライセンス数を減らす場合などはコンカレントのライセンスで規約する必要があります。

1. 管理されたコンカレントライセンス(Managed Concurrent License)
VLMで許可されたコンピュータやユーザーのみにライセンスを付与します。このライセンスは、未使用中でも他のコンピュータやユーザーに対して付与されることはありません。ノンコンカレントライセンス(Not Concurrent)と比較するとライセンスの挙動に変化はありませんが、コンカレントライセンスにすることでSSPの技術サポートやトレーニングを受けることのできるメリットがあります。

2l 管理されていないコンカレントライセンス(Unmanaged Concurrent License)
VLMへの登録が承認されたクライアントPCの場合、使用したいライセンスシートに空きがある限り、完全に任意のコンピュータでライセンスを使用できます。

追加情報

管理されたコンカレントライセンスと管理されていないコンカレントライセンスでは設定方法に違いがあります。こちらの記事は管理されたコンカレントライセンスの設定方法を紹介していますが、管理されていないコンカレントライセンスを使用する場合、「サーバPCのVLMでクライアントPCの登録承認とライセンスの配布(アクティブ化)を行う」の手順2 - 4は不要です。