ファイルビューアで作成したプロパティに対してデータナビゲーションで検索を行う方法

更新しました Jun 18, 2021

環境

ソフトウェア

  • SystemLink

SystemLinkのファイルビューアではPDFやCSVなどのデータのアップロード、閲覧、プロパティの作成が可能です。ここで作成するプロパティは多くの場合、ファイルの識別に用いられるため、このプロパティに対して検索を行いたい場合があります。ここではファイルビューワにアップロードされるデータに対してDataFinderインスタンスを作成し、ファイルビューアに対してデータナビゲーションから検索を行う方法を確認します。

1. ファイルビューアへデータをアップロード
SystemLinkのファイルビューアを開き、この記事のAttachmentsからダウンロードできるdata1.pdf, data2.pdf, data3.pdfをSystemLinkにアップロードします。
 
001FileViewer.png


2. ファイルビューアでカスタムプロパティを作成
アップロードしたファイルを開き、プロパティの追加からキー = Custom1、値 = testを作成します。ここではdata1.pdfに対してのみこのプロパティを作成しています。保存を選択し、変更内容をデータに反映します。
 
002create prope.png


3. DataFinderインスタンスの作成
ファイルビューアでアップロードされたデータに対するDataFinderインスタンスを作成します。データインデックス作成を選択し、新規からDataFinderインスタンスを選択します。ここではインスタンス名をFileViewerとし、データストレージタイプはSystemLinkファイルサービスを選択します。
 
003DataFinderInstance.png

データインデックスを開始します。DataFinderインスタンスを右クリック>開始を選択し、データインデックスの開始を行うと、ファイルビューアにアップロードされたデータのプロパティ値を読み取り、データベース化されます。データの数、プロパティの数が多い場合、時間が掛かる場合があります。データインデックスが開始のステータスになるまで待機します。データインデックスが開始となった場合、DataFinderインスタンスを右クリック>設定を選択し、カスタムプロパティの設定を変更し、以下の手順で先ほど作成したCustom1のプロパティを検索で使用できるようにします。カスタムプロパティを選択し、先ほど作成したCustom1を最適化します。最適化されたプロパティはデータベース上で検索対象として使用可能となります。
 
004OptimizeCustomProm.png


4. DataFinderインスタンスのリセット
カスタムプロパティの設定を変更する場合、データベースを作成し直す事で新たな設定を反映した状態ですべてのデータに対して、データベースを作成し直す事ができます。DataFinderインスタンスの設定において、インデックスを選択し、インデックスのリセットを選択します。
 
006reset.png


5. データナビゲーションでカスタムプロパティを使用してデータを検索する
データナビゲーションを開き、先ほど作成したFileViewerのインスタンスにアクセスします。上級検索を選択し、検索条件を設定します。ファイルビューアにて作成したプロパティはファイルプロパティとなるので、レベル = ファイルの状態でプロパティを検索するとCustom1を確認できます。値 = *とすることでCustom1をプロパティとして持つデータのみ検索結果に用事する事ができます。アスタリスクはワイルドカードとして使用できます。
 
005DataNavi.png

検索結果は下記の様になります。ここではdata1.pdfにのみCustom1のプロパティを作成したため、このデータのみ検索結果として表示されます。
 
006Result.png