サンプルデータのロード
こちらの資料の「サンプルデータをロードする」の手順を使用してAttachmentsのEnvCalcData.csvをDIAdem Data Portalにロードします。
DIAdem Analysisによる対話的な包絡線の計算
1. XYデータの作成
EnvCalcData.csvをDIAdemのData Portalにロードすると、X軸データが格納されているCh0とY軸データが格納されているCh1が表示されます。この2つのデータを使用してグラフ描写を行うために、XYデータの作成を行います。XYチャンネルの作成はDIAdem Analysisの「チャンネル関数」の「数値<->XYチャンネル」にて行う事ができます。
2. XYチャンネルのグラフ描写
DIAdem VIEWを開き、XYチャンネルに変換したCh1をドラッグ&ドロップすると、下記の様にグラフ描写する事ができます。ここでX軸がCh0のデータとなっている事を確認できます。
3. 包絡線の計算
DIAdem Analysisの
カーブリッティング >
エンベロープカーブの計算を選択し、解析対象となるデータのX軸情報とY軸情報を指定します。ここではCh0をX軸、Ch1をY軸とします。データの指定後、計算を行うと、包絡線の上部となるUpperEnvelopeのXYデータと下部となるLowerEnvelopeのXYデータが出力されます。
上記の結果の内、上部の包絡線であるUpperEnvelopeYをDIAdem VIEWで表示すると下記の様になります。
DIAdem Scriptによる包絡線の計算自動化
DIAdem Analysisで行った処理内容を自動化するには
こちらの資料の手順でスクリプトの録画を行います。今回の解析に関するVBScritを作成すると下記の様なコードとなります。
'-------------------------------------------------------------------------------
'-- VBS スクリプトファイル
'-- 作成日: 2021/05/24 20:19:31
'-- 作成者: ---
'-- コメント: ---
'-------------------------------------------------------------------------------
Option Explicit 'スクリプト内のすべての変数の明示的な宣言を強制します。
Set ChnResult = ChnEnvelopes("[1]/Ch0", "[1]/Ch1", "/UpperEnvelopeX", "/UpperEnvelopeY", "/LowerEnvelopeX", "/LowerEnvelopeY", 10)
包絡線を計算する為の関数ChnEnvelopesの中で、解析対象となるXデータ("[1]/Ch0")とYデータ("[1]/Ch1")を指定し、各出力先のチャンネルにデータを出力している事が確認できます。