LabVIEW波形時間出力がDAQmx書き込み関数への入力値よりも長い

更新しました Jan 31, 2025

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW

ドライバ

  • NI-DAQmx

問題

8秒の長さの波形データを生成し、DAQアナログ出力チャネルから波形データを出力するLabVIEWVIを作成しました。

しかし、これをDAQmx書き込み関数を使ってアナログ出力として出力すると、信号出力の時間は波形データと異なり、出力時間は7.5秒と指定よりも速くなりました。

波形データが異なるサンプリングレートで出力される原因として何が考えられますか?

解決策

出力のサンプリングレートがプログラミング環境の波形信号と異なる場合がある理由はいくつか考えられます。
最初に、DAQmxタイミング関数で指定されたサンプリングレートが波形信号の「dt」属性のサンプリングレートと一致するかどうかを確認することをお勧めします。

LabVIEWで実装できる簡単な解決策は、DAQmxタイミングを「波形を使用する」ように設定することです(下の図)。
(DAQmxタイミング関数で、アイコンの下にある多態性セレクタから「波形を使用」に設定できます)
そうすることにより、波形データの「dt」成分が出力サンプリングレートに反映されるため、出力信号は意図したとおりになります。

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追加情報

DAQmx タイミングプロパティノードを使用して、サンプリングクロックレートをチェックし、設定を確認することもできます。 
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