DIAdemで動画と測定データを同期させて表示する

更新しました May 12, 2021

環境

ソフトウェア

  • DIAdem

動画とセンサからのデータを同期させた計測を行った場合、動画の再生に合わせて各センサの測定値を確認する機能が必要となります。DIAdemではVIEWの機能を使用することにより、動画の再生に合わせてセンサからのデータ上のカーソルを自動的に移動させることができます。ここではDIAdemのサンプルを用いて、動画の再生に合わせてセンサからのデータ上のカーソルを移動させる方法を確認します。

DIAdem VIEWの作成


1. サンプルの取得
Attachmentsのビデオとデータの同期.zipをダウンロードします。ここではSawstopper_speed_demo.wmvという動画ファイルとSawStopper_data.tdmというセンサからの計測データを同期させます。


2. DIAdem VIEWで新規表示領域の作成と設定
DIAdemを開き、VIEWを選択します。新規のレイアウトを作成し、Data Portalにあらかじめロードされているサンプルデータを内部データを削除により削除します。

001OepnDIAdem.png

VIEWのパネルを右クリックし、新規領域 > を選択し、新規の領域を作成します。次に、右側のパネルを右クリックし、新規領域 > を選択し、新規の領域を作成します。

001ryouiki.png

左側の新規領域を右クリックし、表示形式 > ビデオを選択し、動画を表示します。

002embVideo.png


3. 計測データの読み込み
SawStopper_data.tdmをData Portalにドラッグ&ドロップし、データをロードします。

004loaddata.png

右側のパネルを右クリックし、表示形式 > 2軸システムを選択し、グラフを作成します。

005create plot.png

Data PortalのRevolutionsとCurrentのデータを2軸システムにドラッグ&ドロップし、データをグラフ表示します。

006plotdata.png


 

動画の設定

ビデオをダブルクリックし、同期の項目でフレームレート = 1000, 開始時間 = -0.052と設定します。

007videospeed.png


カーソルパラメータ設定を開き、ビデオの再生スピードを設定します。ここでは速度を0.01としています。

008cursor.png

再生開始ボタンを押すと、ビデオが開始され、グラフ上のカーソルが移動します。

009start.png