SystemLink関連のサービスとプロセスの状況確認はどのようにすればよいですか?

更新しました Apr 28, 2021

使用製品

ソフトウェア

  • SystemLink

問題

SystemLinkを使用してデータ管理、自動解析のサービスを展開しています。サービスの保守の為、特に問題が起こりやすいサービスやプロセスについて情報を確認したいです。

解決策

SystemLinkで使用されており、特に確認が必要なサービスについてはSystemLink Server ConfigurationのSystemLink Service Managerで確認・再起動を行う事ができます。
 
SystemLinkServiceManager.png
 

上記では確認出来ない部分に対して状況確認を行う場合、過去にNIに報告があった事例によると下記の点を確認する事が有効な場合があります。


1. erl.exeとMongoDB
erl.exeとMongoDBはSystemLink Server全体で使用されるデータベースの管理と運用を行っています。これらのプロセスはSystemLink Serverに対して多くのHTTPリクエストなどが実行された場合、CPU、メモリの消費量が増大し、最終的には停止に至ります。
 
ErlMongo.png


2. Corba Naming Service
クライアントとサーバのDataFinderの接続時に使用します。多くの場合、こちらで問題が発生した際にはエラーメッセージが発生する為、特別な監視は不要と考えています。

3. Salt
SaltはサーバとクライアントPCの接続時に使用します。タグ、ファイル、メッセージなどの通信を行う場合に問題が発生する事があります。
 

追加情報

TDM DataFinderの挙動を監視ソフトを用いて監視する場合、下記のサービスの監視を行う事が推奨されています。
  • NI SystemLink Service Manager  (nisystemlink_service_manager_wrapper.exe)
    • このサービスによって開始される全てのチャイルドプロセスを含みます
    • 詳細:
      • DataElementIndexer.exe: 短時間に複数呼び出されます
      • DataFinderIndexer.exe: 短時間に複数呼び出されます
      • DiademWorker.exe: 再起動する事があり、複数呼び出されます
  • NI CORBA Naming Service
  • NI PSP Service Locator
  • NI SystemLink Message Bus
  • NI SystemLink TDM Database Service
  • NI Web Server

この他にいくつかのプロセスがサービスによって起動されますが、それらはモニターする必要はありません。