クライアントPCのCPU、メモリ、ディスク使用率をSystemLinkサーバで確認できない

更新しました Apr 9, 2021

使用製品

ソフトウェア

  • SystemLink
  • SystemLink Software Configuration Module

問題

SystemLinkサーバに複数のクライアントPCを接続し、システムマネージャに登録しています。Health Monitoring Tagにより、サーバ本体のCPU、メモリ、ディスク使用率の情報は確認できますが、クライアントPCの情報が確認できません。クライアントPC側でSystemLink Client以外にインストールする必要のあるソフトウェアや設定はありますか?

解決策

NI Webサーバの設定

クライアントPC側の設定についてはSystemLink Clientをインストールし、こちらの資料の手順 でサーバに接続を行う必要があります。

多くの場合、サーバPCでSystemLink Web ApplicationをホストしているNI Webサーバがリモート接続を受け入れない設定になっている事により、この問題が発生します。サーバがリモート接続を受け入れるようにするには下記のように設定します。
 
6cyuui.png

上記の設定でもうまくいかない場合、ネットワーク上のドメインの設定に問題がある場合がございます。サーバPCがドメインに参加していない場合、ドメイン名によるコミュニケーションはできない為、下記の様に優先ホスト名をサーバのIPアドレスに変更します。
 
11preferred host name.png

上記の変更を行った後、問題が解消した場合、NI Webサーバの再起動後、SystemLink Web Applicationにログインし直し、10分程度待機するとCPU、メモリ、ディスクの使用率の情報を確認できるようになります。


 

SystemLink ServerとSystemLink Clientのバージョン互換性​

SystemLinkによるCPU、メモリの情報の送受信で使用されているサービスはSystemLink ServerとSystemLink Clientの互換性による影響を受けます。サーバにインストールされているSystemLinkのバージョンはクライアントにインストールされているSystemLink Clientのバージョンよりも新しい必要があります。
例えばサーバにSystemLink 20.1がインストールされている場合、クライアントにはSystemLink 20.1もしくはそれ以前のバージョンをインストールする必要があります。


 

クライアントからサーバへのタグ送信​​

SystemLinkではCPU、メモリの情報をクライアントからサーバに送信する際にタグを使用しています。サーバPCのNI Webサーバの設定に問題がない場合、次に確認する必要があるのはクライアントからサーバにタグを送信する事ができるかという部分となります。この部分はLabVIEWのサンプルプログラムで確認する事ができます。LabVIEWを起動し、ツールバーからヘルプ>>サンプルを検索を選択するとNIサンプルファインダを開く事ができます。NIサンプルファインダにて下記の手順でSimpleTagManager.lvprojを選択します。NIサンプルファインダにSystemLinkのフォルダが表示されていない場合、SystemLinkがインストールされていないかLabVIEWにツールキットが正常にインストールされていない状態となる為、NIパッケージマネージャからSystemLink関連のソフトウェアを修正する必要があります。
 
31SimpleTag.png
​​​​​
SimpleTagManager.lvprojのSimpleTagManagerClient.viを開き、サーバPCのアドレス、ログイン名、パスワードを入力し、タグ作成を実行すると、サーバPCのタグビューワにてタグが作成される動作を確認できます。
 
32Createtag.png

上記の手順でタグが作成できない場合、クライアントPCにてコマンドプロンプトを開き、サーバPCへのpingが通るかどうかやhttp通信を使用可能な環境であるかを確認する必要があります。


 

クライアントからの接続がサーバで拒否されている場合​

サーバとクライアントの通信時に特殊なキーを使用しております。何らかの理由でこのキーが破損・書き換えられている場合、サーバとクライアントの通信ができない状態となります。

まず、下記のフォルダを開いてください。
C:\ProgramData\National Instruments\salt\conf\pki

このフォルダにmaster、minionというフォルダが存在する事を確認し、下記の手順を行ってください。
サーバPCの下記のフォルダを確認し、クライアントPCのIDと同じファイル名の物が存在する場合、削除してください。
C:\ProgramData\National Instruments\salt\conf\pki\master\minions_denied

クライアントPCにおいて、下記のフォルダを確認し、minion_master.pubを削除してください。
C:\ProgramData\National Instruments\salt\conf\pki\minion

上記の操作を行った後、SaltのサービスをクライアントPCで再開するとサーバのシステムマネージャにて承認待ちとなります。
この手順を試してもクライアントからサーバに接続できない場合、Firewallやセキュリティ設定について確認する必要があります。TCPポートの4505と4506が使用可能であるかを確認してください。
サーバPCのIPが10.136.135.173の場合、Telnetクライアントを有効化し、下記のコマンドで試す事ができます。
telnet 10.136.135.173 4505
telnet 10.136.135.173 4506

Windows 10のTelnetの設定はコントロールパネルのプログラムの部分で行う事ができます。
 
35TelnetSetting.png


 

クライアントPCにおけるSalt minionのデバッグ​​

クライアントPCの挙動に原因があるかどうかの確認を行う場合、下記の手順でSalt minionのデバッグを行う事ができます。クライアントPCにてタスクマネージャを起動し、サービスの項目からnisaltminionを選択し、停止します。
 
36stopsalt.png

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、C:\Program Files\National Instruments\Shared\salt-minionに移動し、salt-minion.bat -l debugを行います。
 
37 debug.png

出力されるログにエラーがないかを確認します。
 
 

トラブルシューティング用のログの作成と確認​​

サーバ側の問題点を確認する場合、下記の方法でログを作成します。SystemLinkサーバ構成を起動し。Troubleshootingの技術サポートレポートを生成を選択し、「生成」を実行します。
 
33create.png

 

CPU/メモリの使用率が確認できている状態

問題が解決し、クライアントPCのCPU、メモリの状態が監視できている状態の場合、下記の様になります。
 
12CPUMemoryDisk.png

 
13pcinfo.png