サーバPCにおけるVolume License Manager(VLM)の初期設定
1. Volume License Manager(VLM)のダウンロードリンクより、インストーラをダウンロードし、インストールします。インストール後、VLMを起動します。
2. ライセンスファイルを選択し、インストールします。
3. 初回設定時は「設定をインポートしない」を選択し、次に進みます。(サーバPCの変更時には設定をインポートする場合がございます。)
4. VLMが使用するライセンスポート番号を指定します。他社製ソフトウェアのネットワークライセンスでライセンスポート27000が使用されている場合、別のポート番号を使用する必要があります。ネットワークの管理者の方に使用可能なポート番号を確認し、設定します。
5. 「VLMログ設定を構成」と「Eメール環境設定を構成」についてはこれらの機能を使用する場合にのみ設定します。
VLMの設定が完了し、再起動すると下記の様にサーバ状態は停止中となっており、サービス期限はライセンスファイルの期限となっております。ボリュームライセンスサーバを起動します。
クライアントPCからサーバPCにユーザ・コンピュータ登録とライセンスの要求を行う
1. ソフトウェアのアクティブ化を行うPCにてLicense Managerを起動し、ネットワークライセンスの項目にて「ボリュームライセンスサーバを管理」を選択します。ここではボリュームライセンスサーバのIPを入力し、クライアントPCからサーバPCへ接続を行います。VLMがインストールされているPCのソフトウェアをアクティブ化する場合、localhost, 10.127.0.1などのローカルループバックアドレスを使用できます。
2. 次にクライアントPCからライセンスサーバPCにユーザ・コンピュータ情報の登録を行います。
License ManagerからVLMに接続ができた場合、下記の様にVLMの情報が読み込まれます。クライアントの「管理」を選択し、ライセンスサーバのVLMに登録する情報を記述します。「要求を送信」を選択するとライセンスサーバのVLMに、このクライアントPCの情報登録の申請が行われます。
3. クライアント情報登録の要求がサーバPCに送信されると下記の画面が表示されます。サーバ管理者の方がVLMにて以下の項の作業を行う事でクライアントのソフトウェアのアクティブ化が完了します。
サーバPCのVLMでクライアントPCの登録承認とライセンスの配布(アクティブ化)を行う
1. サーバPCのVLMを起動し、「権限要求」を確認するとクライアントPCから申請した情報登録について、承認・却下を行う事ができます。クライアントPCを登録する場合はこれらの申請を選択し、「承認」を選択します。
2. コンピュータベースライセンスを配布する場合、「コンピュータ」の項目を選択し、先ほど承認したコンピュータを選択し、「コンピュータを編集」を選択します。
3. このクライアントPCに配布するライセンスを選択し、追加します。
4. 上記の手順でクライアントPCにライセンスを配布した後、「明示的ライセンス」の項目を確認すると、配布したライセンスが登録されている事を確認できます。「変更を適用」を選択し、ここまでの変更を適用します。
クライアントPCでライセンスサーバから配布されたライセンスを使用する
1. クライアントPCにてLicense Managerを開き、「ネットワークライセンス」の項目にて「更新」を選択すると、ネットワークライセンスの「有効化」を選択できます。ここで「有効化」を選択します。
2. ネットワークライセンスを有効化後、ライセンスが正常に適応されると下記の様に緑色のマーク(ライセンスアクティブ)を確認できます。
3. こちらの手順でアクティブ化を行った場合、LabVIEW等のソフトウェアを初回起動時にMyNIアカウントへのログインを要求するポップアップが発生する場合がございます。
こちらの資料の手順 でソフトウェアを使用する事ができます。