DIAdem Data Portalの構造とデータ数をプログラム的に数える方法

更新しました Jan 18, 2021

環境

ソフトウェア

  • DIAdem

DIAdem Data Portalにロードしたデータはファイル、チャンネルグループ、チャンネルからなるTDMデータモデルで表示されます。このデータモデルで表示されるデータについて、プログラム的に指定する方法と数をカウントする方法を確認します。

DIAdemを起動するとデフォルトの状態では下記の様にExample.tdmがロードされています。Data Portalで表示されるデータはファイル、チャンネルグループ、チャンネルの3つの階層レベルに配置したTDMデータモデルとなっています。各チャンネルにはデータ値の1D配列が含まれており、測定日、測定者、DUT、測定項目などのプロパティ項目を持ちます。また、チャンネルデータは共有するプロパティ項目によってまとめられたチャンネルグループの階層に配置されており、全てのチャンネルグループを集めたものがファイルとして保存されます。階層の各レベルには、無制限数のカスタムスカラプロパティを保管することができます。このデータモデルを使用することで、データを柔軟に、わかりやすく整理することができます。



上記のExample.tdmについて、グループチャンネルの数とそれぞれのグループチャンネルに含まれているチャンネル数を数える場合、下記のスクリプトを使用します。
 
Option Explicit   'スクリプト内のすべての変数の明示的な宣言を強制します。
Call MsgBoxDisp(Data.Root.ChannelGroups.Count)  'ファイルに含まれてるグループチャンネルの数を数えます。
Call MsgBoxDisp(Data.Root.ChannelGroups(1).Channels.Count) '1つ目のグループチャンネルに含まれるチャンネル数を数えます。

Example.tdmには5つのグループチャンネルが含まれているのでグループチャンネル数は5が出力されます。一方、1つ目のグループチャンネルに含まれるチャンネル数についてはChannelGroups(1)の場合は4、ChannelGroups(2)の場合は5のように、指定したグループチャンネルに含まれているチャンネル数が出力されます。