DIAdem DACとDAQデバイスを使用して電圧の連続測定を行いデータを保存する方法

更新しました Mar 23, 2021

環境

ハードウェア

  • CompactDAQ Chassis

ソフトウェア

  • DIAdem

ドライバ

  • NI-DAQmx

DIAdem DACとDAQデバイスを使用し、電圧測定を行う初歩的な方法はこちらの記事でご確認いただけます。この記事では指定したサンプリングレートで電圧測定を行い、測定した電圧値をファイル保存する方法について確認します。
 

DIAdem DACで関数を配置・設定

1. こちらの記事の手順に従い、NI MAXにおいて接続しているハードウェアの認識、仮想チャンネルの作成を行います。
2. 「DAQmxドライバ」関数の設定を行い、「カーブを表示」関数と接続します。
3. 指定したサンプリングレートで測定を行い、データを保存するには「システムクロック」関数と「データを保存」関数を使用します。下記の図のように配線します。
 

4. サンプリングレートの指定は「システムクロック」関数で行います。
「システムクロック」関数をダブルクリックし、ClockにおいてHardware clockを選択し、Sampling rateを入力します。ここで指定するサンプリングレートはハードウェアで使用可能な値である必要があります。この設定値がハードウェアで使用できない値の場合、プログラム実行時にエラーが発生します。ここでは100 Hz(0.01秒間隔)で測定を行います。
 

5. 「データを保存」関数で保存するデータの大きさとファイルパスを指定します。
「データを保存」関数をダブルクリックし、プロパティダイアログを開きます。CycleセクションにあるSaveの項目で保存するデータの大きさを設定します。ここでは1000点分のデータを保存します。サンプリングレートは100 Hzとなっている為、1000点のデータを保存する設定の場合、10秒間測定が行われ、データが保存されます。
 

6. Data Storageを開き、データの保存先を指定します。ここではTDMファイルをFilenameで指定したパスに保存します。
 

7. 上記の設定の完了後、計測を開始する事で10秒間の測定が行われ、指定したパスにTDMファイルとして測定結果が保存されます。
 

次のステップ

計測データをData Portalに保存する

DIAdem DACによる計測を行った後、計測データをData Portalに保存する場合、下記の方法で行います。

1.「データを保存」関数をダブルクリックし、下記の設定に変更します。
 
1separare.png

内部データを削除した後、上記の設定で測定の開始と停止を行うと、各測定事にチャンネルグループが作成され、データが保存されます。
 
2save.png