LabVIEWからSystemLinkサーバにGET HTTPメソッドを使用してWeb要求を送信する

更新しました Dec 28, 2020

環境

ソフトウェア

  • SystemLink
  • SystemLink Server
  • LabVIEW
  • LabVIEW NXG Web Module

SystemLinkサーバを外部制御する場合、HTTP APIを使用する事で実現可能な操作があります。HTTP APIはLabVIEWで使用可能なSystemLink API以外に、HTTPメソッドを使用して実行する事ができます。ここではHTTPメソッドの使用例の1つとしてLabVIEWを使用してGET HTTPメソッドを使用する方法について確認します。

SystemLink Web Applicationにログインし、タグビューワにて新規のタグを作成します。こちらの例では下記の様にtestという名前のタグを作成しました。
 

作成したタグをダブルクリックし、HTTP APIの動作確認の為、適当な値を入力し、保存します。こちらの例では123と入力しました。
 

タグビューワにおいて右上の?マークを選択するとHTTP APIへのリンクを選択する事ができます。下記の図の部分となります。
 

HTTP APIをクリックするとSystemLink Tag ServiceのSwagger UIページへ移動します。ここではTag Serviceに関するHTTP APIを確認・テストできます。この例ではGET HTTPメソッドの​/v2​/tags​/{path}​/values​/currentを使用します。下記の物となります。

上記画像の"Try it out"を選択すると、このAPIをテストできるモードに切り替わります。下記の様に先ほど作成したタグの名前を入力し、Exeuteをクリックし、実行します。
 

上記のコマンドを実行すると下記の様な結果が得られます。

HTTP APIによるやりとりが成功している場合はCode 200とResponse body, Response headersが返ってきます。Response bodyを確認すると"value": "123"のように、先ほど入力したタグの値を確認できます。

上記の手順でこちらのGET HTTPメソッドが使用可能であることが確認できたら、下記のようなVIを作成し、LabvIEWを使用して同様のリクエストを行います。

OpenHandle.viの部分ではSystemLink Web ApplicationへのログインIDとパスワードを設定します。GET.viではSwagger UIで動作確認した際に得られたResponseの中のResponse URLの内容を入力します。今回の例の場合、下記の様な内容で実行すると、先ほどSwagger UIで確認したresponse body, response headersと同じ内容が得られます。