DIAdemとNI DAQデバイスで信号を計測

更新しました Feb 7, 2021

環境

ハードウェア

  • CompactDAQ Chassis
  • NI-9234

ソフトウェア

  • DIAdem

ドライバ

  • NI-DAQmx

NIのハードウェアによる各種計測はNI MAX, LabVIEW, FlexLoggerで行われる場合が多いですが、DIAdemからもDIAdem DACを使用する事で計測やデータ保存を行うことができます。この記事ではNI MAX, DIAdem, NI DAQデバイスを使用し、DIAdem上でデータ測定、グラフ表示をする方法を確認します。

NI MAXで仮想チャンネルを作成する

今回使用するDIAdemとNI MAXはDIAdemDAQmxドライバ をインストールする事で使用できます。
 

1. NI MAXの「データ設定」より、「NI-DAQmxグローバル仮想チャンネル」を選択し、作成します。使用するハードウェアに応じて、「信号を収録」または「信号を生成」を選択し、チャンネルを作成します。この例ではあらかじめcDAQ-9174とNI 9234のシミュレーションデバイスを作成してあるので、「信号を収録」から「電圧」を選択し、仮想チャンネルを作成します。
 

2. 下記の様に仮想チャンネルに名前をつけて、作成を完了します。NI MAXにおける設定はここまでとなります。
 


 

DIAdem DACで計測を行う

次にDIAdemで先ほど作成した仮想チャンネルを使用し、信号の測定を行います。

1. DIAdemのDACのタブを選択し、NI-DAQmxドライバの関数を使用します。
2. オブジェクトを配置し、ダブルクリックすると上記の設定画面(MAX Signal List)が開きます。
3. ここで先ほどNI MAXで作成した仮想チャンネルを選択し、Addを押します。
4. MAX Signal Listにて仮想チャンネルがselected signalsの部分に追加された状態でOKを選択します。
 

5. 「カーブを表示」のオブジェクトを配置し、NIDAQのオブジェクトと配線します。
6. 「測定開始」を押すと、測定が開始され、現在の電圧値がグラフに表示されます。
 

次のステップ

DIAdem DACで連続測定や測定データの保存を行う方法はこちらで確認できます。