こちらの図 で示されているリレーkN, kNa, kNb, kaNbusA, kbNbusBに関して、電源投入時のデフォルトの状態ではリレーkNのみ接続されている状態となっているが、その他のリレーはすべて接続されていない状態となっています。
上図の通り、電源投入時はkNのみが接続されている状態なので、ChN-DutN間のみ導通となっています。一方、kNa, kNb, kaNbusA, kbNbusBの接続は解除状態となる為、ChN-DutN間以外に接続されている回路はない状態です。ただし、NI-SWITCHソフトフロントパネル上でこれらのリレーの状態を確認すると、下記の通り「開」の状態となっており、実際のリレーの状態とは一致していない仕様となっています。これらのモジュールにおける「開」という表示はそのリレーの電源投入時のデフォルトの状態である事を意味している為、デフォルト状態が接続されているリレーについては「開」の状態が接続状態という意味となります。
リレーの状態を変更するには
niSwitch Relay Control.vi で指定したリレーに対して「リレーを閉じる」を行う事で変更する事ができます。下記の様なVIを使用し、リレーの制御を行うことができます。
上記のVIではk0, k0a, k0bに対して「リレーを閉じる」という操作を行っており、それぞれのリレーの状態は「閉」となります。「閉」の状態はデフォルトの状態ではないという意味になる為、k0のリレーは接続解除状態となるのに対し、k0a, k0bのリレーは接続状態となります。