DETTを使用して実行ファイルをリモートデバッグできるようにするには、下記の設定が必要です。
- LabVIEWプロジェクトのビルド仕様でデバッグを許可を有効にします。
- LabVIEWプロジェクトでVIサーバアクセスを有効にします。
VIサーバアクセスを有効にするには、次の手順を行います。
- LabVIEWプロジェクトを開きます。
- LabVIEWのプロジェクトエクスプローラで、マイコンピュータを右クリックしてプロパティを開きます。
- VIサーバカテゴリに移動して、TCP/IPを有効にしてポート番号を設定します。この例では3363に設定しています。
- 下にスクロールして、DETTを実行したいPCのIPアドレスをマシンアクセスリストに追加します。これは、アプリケーションが実行されるのと同じPCでも、リモートPCでもかまいません。
- アプリケーションをビルドします。
- LabVIEW開発環境を完全に終了します。LabVIEWを起動したままにしておくと、手順3でプロジェクトに指定したTCP/IPポートが予約されたままになり、コンパイルしたアプリケーションで使用できなくなります。
- アプリケーションを起動します。
- デスクトップ実行トレースツールキットを開き、次のようにコンパイルしたアプリケーションに接続します。
- 実行ファイルが実行されているPCのIPアドレスをMachineフィールドに入力します。
- Portフィールドで手順3で指定したポート番号を入力します。
- Refreshアイコンをクリックします。
- Application Instanceドロップダウンメニューから実行ファイル名を選択します。
Additional Information
上記の手順では、
マイコンピュータを右クリックしてVIサーバの設定を変更しました。LabVIEW開発環境内で実行されるアプリケーションにおいて同様の設定は、メニューバーの
ツール>>オプション>>VIサーバで変更できます。実行ファイルに接続するには、DETTは上記の手順で設定したポートを使用する必要があります。
LabVIEW 2016以降、LabVIEW実行トレースツールキットはLabVIEWプロフェッショナル開発システムに付属されるようになりました。それ以降のLabVIEWバージョンに対する有効なシリアル番号をお持ちの場合は、インストーラメディアもしくは関連リンクにあるダウンロードページよりダウンロードしてインストールし、アクティブ化することができます。LabVIEWベースパッケージおよびフル開発システムの場合は、追加購入が必要です。