NIは、データベースを使用してボーレート値を設定することを推奨しています。
- NI-XNETデータベースエディタを起動します。
- データベースファイルを開きます。変更するCANクラスターを選択します。
- CANクラスタプロパティで、ボーレートのドロップダウンメニューから<カスタム>を選択します。
- カスタムボーレートをダイアログ画面で設定します。
CANインターフェイスのカスタムボーレートをプログラムで構成するには、上記のカスタムボーレートダイアログの16進値を
Interface:64bit Baud Rateまたは
Interface:CAN:64bit FD BaudRateプロパティに書き込みます。
- 測定I/Oパレット >> XNET >> Session Nodeに移動して、ブロックダイアグラムにプロパティノードを配置します。ブロックダイアグラムでノードをドロップダウンしたら、XNET Sessionの下の部分をクリックして、Interface >> 64bit Baud Rateを選択します。またFDボーレートを設定する場合にはプロパティノードを下に伸ばしてInterface >> CAN >> 64bit FD Baud Rateを選択します。
- カスタムボーレートダイアログから定数または制御器に16進値をコピーし、値をプロパティノードに配線します。
- 必要に応じて、入力値を16進表現にフォーマットします。定数または制御器を右クリックし、表示形式...を選択してから、16進数を選択します。
追加情報
XNETデータベースエディタで各種パラメータの値を選択する際は、以下の点に注意してください。
- NI XNETハードウェアは40MHzで動作するため、時間分解能は25nsです。異なる周波数のハードウェアからパラメータを取得する場合は、値を調整する必要があります。例えば、パラメータが80MHzのハードウェア用に作成されている場合、XNETハードウェアではその半分の値しか使用できません。
- いくつかの値については、ハードウェアは設定値に1を加算します。例:BRPを2とする場合、1を設定する必要があります。