デフォルトのWindowsタイムサーバ(w32time)は、NTP規格のバージョン3をベースにしているため、ほとんどのNI分散ハードウェアでは機能しませんが。NIハードウェアは、RFC 2030、つまりシンプルネットワークタイムプロトコル(SNTP)バージョン4が必要です。適切なタイムサーバコマンドを提供するには、NTPサービスをアップグレードする必要があります。オープン規格のNTPをダウンロードしてインストールするには、Windows OSのコンピュータで以下の手順を行います。
- お使いのOSのバージョンと互換性のあるMeinberg NTPソフトウェアをダウンロードします。外部リンク: Meinberg: NTP Software download page
- インストーラを起動して実行します。
- インストーラを勧めます。Choose Componentsですべてのコンポーネントをインストールすることを選択してからNextを選択します。ソフトウェアがインストールされます。
- インストールが完了すると、構成設定を求められます。 Create an initial configuration file with the following settingsチェックボックスのチェックを外します。Nextを選択します。
- 選択した設定ファイルが存在しないという警告が表示されますが、Yesを選択します。
- その後、サービス設定を指定するように求められます。NTPサービス設定で、Use SYSTEM accountというラベルのラジオボタンを選択します。 必要に応じてすべてのオプションが有効になっていることを確認して、Nextを選択します。
- 設定ファイルがまだ存在しないという警告が表示された場合は、OKを選択します。
- Finishを選択します。
- インストーラが終了したら、NTPサーバがWindowsのスタート>>すべてのプログラム>>Meinberg>>Network Time Protocol>>Service Control>>Start NTP Serviceから起動することを確認します。(このファイルを実行しようとしたときにエラー5が発生した場合は、ファイルを右クリックして管理者として実行を選択してください。)
- PCのIPアドレスを入手します。スタート>>すべてのプログラム>>アクセサリ>>コマンドプロンプトに進み、Windowsでコマンドプロンプトを開きます。開いたコマンドプロンプトで、ipconfigと入力します。返されるIPv4アドレスは、次の手順で使用するIPアドレスです。
- このNTPサーバを指定するようにNIハードウェアを構成します。これを行う方法は、使用しているハードウェアの種類によって異なります。詳細については以下のセクションを参照してください。
メモ: Windows PCがクライアントに対してNTPサーバとして機能するためには、ntpd.exeおよびntpq.exeへのインバウンドおよびアウトバウンドアクセスを許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。
NTPクライアントとしてNI WSN-9791、NI 9792またはSmart Cameraを構成する
- MAXでリモートシステムを展開して、対象ハードウェアの設定を開きます。
- ネットワーク設定タブを選択します。
- 追加設定>>タイムサーバで、タイムサーバとして使用するホストPCのIPアドレスを入力します。
- 適用をクリックしてNIハードウェアを再起動します。
SNTPクライアントとしてCompactRIOを構成する
NTPで使用されているSNTP構成ファイルを変更します。以下にいくつかの例を示します。
ホストコンピュータがLinuxを使用している場合は、選択したPackage Manager からNTPパッケージをインストールし、手順11から始めます。
これで、NIハードウェアはホストコンピュータからタイムサーバ情報を取得できるようになります。