ナショナルインスツルメンツのPXI/PXI ExpressシャーシのPXIまたはPXI Expressハイブリッドスロットにリフレクティブメモリモジュールを取り付けたら、それを使用するために追加のハードウェア構成は必要ありません。ただし、GE cPCI-5565PIORCドライバをインストールして、ソフトウェア構成をおこなう必要があります。
GE cPCI-5565PIORCを使用する際に必要なソフトウェアは、以下のとおりです。
- LabVIEW 2010以降
- NI VeriStand 2010以降 (リアルタイムデプロイメント用開発環境)
- LabVIEW Real-Time 2010以降 (リアルタイムデプロイメント)
- NI-VISA 5.2以降
- GE cPCI-5565PIORCリフレクティブメモリモジュール計測器ドライバ
ドライバをインストールするには、以下の手順をおこないます。
- LabVIEW環境と互換性のあるドライババージョンをダウンロードします。ドライバのファイルは、ZIP形式で提供されています。現在ダウンロード可能なドライバには、4つのバージョンがあります。
- LabVIEW 2015
- LabVIEW 2016
- LabVIEW 2017
- LabVIEW 2018
- LabVIEW NXG 2.0
- ZIPファイルを解凍して、下記のフォルダに移動します。ここでxxxxは、LabVIEWのバージョン番号を示しています。
<National Instruments>\LabVIEW xxxx\instr.lib\GE 5565 PIORC\
- <National Instruments>\LabVIEW xxxx\instr.lib\GE 5565 PIORC\Publicディレクトリには、GE5565PIORC_NetworkInterrupts.infおよびGE5565_DMA_Interrupts.infという2つの異なるセットアップファイルが含まれています。このうち使用用途に応じて、これらの.infファイルの1つのみを選択してインストールします。現在、ドライバの実装は、一度に1種類の割り込みモードのみをサポートしています。
選択肢は、ネットワーク割り込みとDMA割り込みです。詳細については、DMAやIRQとは何ですか?GPIBでどのように使われますか?を参照してください。
ネットワーク割り込みモードでは、DMAを引き続き使用できます。この場合、DMA完了操作の待機メカニズムはポーリング方式です。
- Windowsでのインストール: 使用するセットアップインストールファイルを決定した後、ファイルの内容をシステム設定に適用するには、ファイルをルートディレクトリであるC:\Windows\INFにコピーして、コンピュータを再起動します。
- LabVIEW RTでのインストール: 使用するセットアップインストールファイルを決定した後、ファイルの内容をシステム設定に適用するには、このファイルを/ni-rt/systemにコピーして、コンピュータを再起動します。
警告: 両方の.infファイルを一緒にインストールしないでください。
すでにリアルタイムOSでリフレクティブメモリモジュールを使用している場合、現在使用されているバージョンを削除して.infファイルを変更する必要があります。Windowsコンピュータでモジュールを使用している場合は、Windowsデバイスマネージャーで新しい.infファイルを選択する必要があります。
Additional Information
- cPCI-5565PIORCは、LabVIEWの32ビット版とのみ互換性があります。
- GE5565PIORC_NetworkInterrupts.infおよびGE5565_DMA_Interrupts.infセットアップファイルは、任意のテキストエディタで開くことができます。Windows Vista、Linux、およびMac OSなど別のプラットフォームについては別のインストール手順とアンインストール手順があります。
- GE cPCI-5565PIORCは、リアルタイムテストアプリケーション構築に適したNI VeriStandソフトウェア環境で使用できるネイティブな互換性のあるボードです。ネットワーク割り込みモードを使用する予定がない場合は、リフレクションメモリモジュールをこの環境で使用できるようになりました。