NI License Managerがライセンスサーバを参照する方法を変更する
既存のサーバを変更し、すべてのコンピュータに対してサーバ変更の配布を自動化する場合、変更を行うためのいくつかの方法があります。
- 次の場所にあるservers.iniファイルの内容を変更または置換できます。
C:\ProgramData\National Instruments\License Manager\Data\servers.ini
NI License Managerは、次の形式を使用してライセンスサーバ情報をservers.iniに保存します。
[Preferences]
Order=port@ipaddress
複数サーバ構成の場合、コンマで区切ることでサーバを追加できます。Windows Vistaより前のバージョンでは、サーバは次のレジストリキーにあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\FLEXlm License Manager\NILM_LICENSE_FILE
メモ: クライアントコンピュータがローカルライセンスからアクティブ化可能なソフトウェアを実行する必要がある場合、このレジストリキーにローカルライセンスフォルダへのパスを記載しておきます。
- 新しい環境変数または既存の環境変数をすべてのクライアントコンピュータに配布できます。NI License Managerは、起動時にサーバ情報の環境変数を参照します。環境変数の構成に関する詳細については、Using Environment Variables to Point to a Volume License Serverを参照してください。
- ネットワークの観点から、ライセンスサーバを指すDNSアドレスを設定できます。新しいライセンスサーバを指すようにDNSアドレスを更新する限り、クライアントコンピュータに影響を与えることなくライセンスサーバを移動できます。
ボリュームライセンスインストーラを使用する
Volume License Manager(VLM)を使用しており、新しいユーザに対してライセンスサーバを切り替えたい場合は、NI License Managerが自動的にサーバを構成するボリュームライセンスインストーラを作成して配布できます。ボリュームライセンスインストーラを使用してライセンスサーバを構成する方法の詳細については、Volume License Installer That Only Requests Permissionsを参照してください。
既存のボリュームライセンスインストーラが既にある場合は、新しいサーバに切り替えるようにvlmclient.xmlファイルの内容を変更できます。これにより、新しいサーバ名の新しいボリュームライセンスインストーラを作成する作業を軽減できます。
- ボリュームライセンスインストーラを開き、Clientsフォルダに移動して、XMLエディタでvlmclient.xmlを開きます。
- 以下のようにサーバコンテキストを変更します。
- インストーラを実行すると、新しく指定されたライセンスサーバを見つけようとします。