バネ留め式端子コネクタには4つの列がありますが、接点が異なる2つのタイプがあります。1つは小さなマイナスドライバーまたはプッシュツールを接点とするタイプで、もう1つはオレンジ色のタブを接点とするタイプです。端子に接続するには、個別のワイヤが必要です。バネ留め式端子コネクタは、28~18 AWGワイヤ(0.08 mm2~1.0 mm2)に対応しています。
メモ: この情報は、特定のモジュールのデータシートにも記載されています。データシートは、NI製品マニュアル検索ページで特定のモジュール名を使用して検索することで参照可能です。
スクリュードライバー接点
外側にある円形の列は被覆を剥がしたワイヤを挿入する穴で、内側にある四角形の2列はバネ機構の操作に使用されます。このタイプのバネ留め式端子コネクタにワイヤを取り付る手順は、以下のとおりです。
- ワイヤの被覆を0.5インチ(約12.7 mm)剥ぎ取ります。
- 使用する円形の穴に隣接する四角形の穴に、細いマイナスドライバーまたはプッシュツールを挿入します。
- ドライバーの先端を使用して小さな金属片を円形の穴に向けて押し、剥いたワイヤを円形の穴にスライドさせます。
メモ: 金属片を強く押し下げすぎないでください。この動作により、金属が下に曲がって使用できなくなることがあります。金属片がソケットの壁と小さな金属片の間にスライドすることを確認します。
- 四角形の穴からドライバーを放して、ワイヤを所定の位置に固定します。
下図は、マイナスドライバーを差し込む前と差し込んだ状態を示しています。
オレンジタブ接点
内側にある円形の2列は被覆を剥がしたワイヤを挿入する穴で、外側の列にはオレンジ色のボタンがあり、押し込むことで隣接するワイヤの端子を開くことができます。オレンジ色のボタンは取り外してはいけません。このタイプのバネ留め式端子コネクタにワイヤを取り付る手順は、以下のとおりです。
- ワイヤの被覆を0.5インチ(約12.7 mm)剥ぎ取ります。
- オレンジ色のボタンを押し下げ、隣接する円形の穴に剥いたワイヤを挿入します。
- ボタンを放して、ワイヤを所定の位置に固定します。