NI-DAQmxまたは従来型NI-DAQでロードセルを構成する手順は、以下のとおりです。
NI-DAQmx:
DAQmxタスクまたはグローバルチャンネルを使用するには、次の手順を行います。
- センサとデータ収集デバイスに応じて、フォース（ブリッジ）またはフォース（IEPE）アナログ入力を作成します。
- ブリッジの場合、設定タブにあるVexソースで外部を選択し、Vex値で適切な励起値を適切に設定します。IEPEの場合、設定タブにあるIexソースで外部を選択し、Iex値で適切な励起値を適切に設定します。
- ブリッジタイプをフルブリッジに構成します（ブリッジのみ）。
- 既にカスタムスケールを作成している場合は、プルダウンメニューを使用して、このチャンネルのカスタムスケールを選択します。まだカスタムスケールを作成していない場合は、プルダウンメニューの右側にあるレンチシンボルがあるアイコンをクリックして、カスタムスケールを構成します。
- アプリケーションでは、タスクまたはチャンネルのプロパティを使用して、プログラムでオフセットヌル補正とシャントキャリブレーションを実行する必要があります。
LabVIEWには、ヘルプ>>サンプルを検索...>>参照タブ>>ハードウェア入力と出力>>DAQmx>>アナログ入力に歪み - 連続入力というサンプルが含まれており、オフセットヌル補正やシャントキャリブレーションの実装例を確認できます。
メモ: 手順4でデフォルトブリッジスケールの電気単位は、mV/Vです。
従来型NI-DAQ:
仮想チャンネルを使用するには、次の手順を行います。
- MAXでデータ設定を右クリックし、新規作成...を選択します。
- 適切なタイプのチャンネル、従来型NI-DAQまたはDAQmxを選択します（以下の手順は従来型NI-DAQ用ですが、DAQmxでも同じ基本ステップがあります）。
- アナログ入力を選択します。
- 名前と説明を入力します（説明はオプションです）。
- 次のメニューから、歪みではなく電圧測定を選択します。
- 単位（たとえば、lbs）を入力してから、センサの範囲を入力します。50 lbsロードセルの場合、範囲として-50と50を入力します。
- 次の画面では、スケールを入力します。データをボルト以外の単位（psiなど）にスケールするには、カスタムスケールを作成する必要があります。通常、変換は線形であり、勾配と切片の値はトランスデューサの製造元から提供されています。
ここでは、マップ範囲を選択することもできます。たとえば、±20 mV出力のロードセルがある場合、マップ範囲を選択して0.02と-0.02を入力し、仮想チャンネルが必要なゲインを読み取り値に自動的に適用するようにします。
メモ: 歪みゲージの仮想チャンネルを作成すると、すべてのデータが微小の歪みにスケーリングされます。 - 次のウィンドウで、リストからデバイスを選択して、信号を入力するチャンネルを選択します。
- 終了をクリックすると、仮想チャンネルの作成が完了します。
Additional Information
- 利用可能な励起値は、使用するモジュールによって異なります。たとえば、NI 9235は2.0 Vのみ、NI 9236は3.3 Vのみ、NI 9237は2.5 V、3.3 V、5 V、または10 Vを供給できます。詳細については、デバイスの仕様書を参照してください。
- すべてのハードウェアが内部励起と外部励起の両方をサポートするわけではありません。詳細については、デバイスのマニュアルを参照してください。
- NI 9237を使用する場合は、Configuring a Load Cell in MAX with the NI 9237を参照してください。
- NI-DAQmxの旧バージョンでは、フォース（ブリッジ）またはフォース（IEPE）チャンネルタイプは見つかりません。終了タスクを使用してカスタム電圧を作成し、カスタムスケールを実装して、適切なユニットのデータを取得する必要があります。