LabVIEWでNI-DAQmxのTEDSを使用する

更新しました Apr 20, 2023

環境

ハードウェア

  • NI-9234

ソフトウェア

  • LabVIEW

ドライバ

  • NI-DAQmx

プログラミング言語

  • LabVIEW G

トランスデューサ電子データシート(TEDS: Transducer Electronic Data Sheet)に対応した加速度計とNI-9234 IEPEモジュールを1つ所有しています。TEDSを使用するのは初めてですが、MAXで簡単に物理チャンネルを構成することができました。ただし、MAXを必要とせずにLabVIEWアプリケーションで同じタスク用に異なるTEDSセンサを構成できる柔軟性が必要です。LabVIEWでNI-DAQmxを使用してTEDSのプログラミングを開始するにはどうすればよいですか?

LabVIEWには、NI-DAQmxのサブパレットにTEDSに関連するVIがあります。それらにアクセスするには、関数パレットを開き、計測I/O>>NI-DAQmx - データ収集>>DAQmx上級>>DAQmx TEDSに移動します。


 


これらのVIを使用すると、基本的に次のことが行えます。


メモ: 事前にMAXで指定した物理チャンネルを構成した場合、上記のVIは一時的にその構成を上書きします。
 

LabVIEWでTEDSを使用する場合は、まずDAQmx TEDSを構成VIを使用して、TEDS情報に関連付ける物理チャンネルを追加します。仮想TEDSファイルを指定する場合は、ファイルを参照します。仮想TEDSファイルを指定しない場合は、ファイルを指定しないことで、物理チャンネルに接続されているTEDSセンサを見つけて、そこから情報を取得しようとします。


 

DAQmx TEDSを構成VIを呼び出した後、DAQmx仮想チャンネルを作成VIを使用してTEDS仮想チャンネルを作成できます。たとえば、加速度計仮想チャンネルを作成する場合は、下図に示すように、VIアイコンの下にあるドロップダウンメニューをクリックし、アナログ入力>>TEDS >>加速度>>加速度計を選択します。


 


メモ: TEDS仮想チャンネルVIでは、呼び出す前にTEDS情報を使用して物理チャンネルを構成しておく必要があります。

仮想チャンネルを構成したら、通常どおりNI-DAQmxタスクの構成に進むことができます。
 

Additional Information

TEDSライブラリを使用して、コード内でTEDSデータを操作することができます。