NI VLMを使用して、まず製品ごとに個別のボリュームライセンスインストーラを作成します。以下の手順で、これらのボリュームライセンスインストーラをサイレントモードで起動します。さらに、クライアントはそれらを使用して個々の製品を手動でインストールすることができます。
次に、各クライアントグループに対して、それぞれ一連のソフトウェア製品をインストールする1つ以上のバッチファイルを作成します。大規模ソフトウェアインストールの記事と同様に、このバッチファイルを作成します。
ライセンス認証が必要なソフトウェアの場合は、元のインストーラの代わりにボリュームライセンスインストーラを起動してください。ボリュームライセンスインストーラであるsetup.exeからの相対パスを指定する限り、specファイル(specファイルはサイレントインストールのインストーラ設定を指定するために使用されます)を任意の場所に配置できます。specファイルの詳細については、スイートインストーラのインストールをカスタマイズおよび自動化する を参照してください。
NI VLMでユーザ/コンピュータ情報を復元する
ボリュームライセンスインストーラをサイレントモードで実行すると、NI VLMに保存されているユーザ/コンピュータ情報が空白のフィールドで上書きされます。そのため、ユーザが自分の情報を入力してNI VLMサーバに送信できるように、ボリュームライセンスインストーラーダイアログを起動する必要があります。同時に、NI VLMに追加の許可申請を送信することは望ましくありません。
次に、作成したクライアントフォルダをNIインストーラネットワークの場所に貼り付けます。バッチファイル内の各ソフトウェアインストーラを起動した後、次に示すようにvlmclient.exeを呼び出します(この例のバッチファイルの内容は、この記事にテキストファイルとして添付されています)。
バッチファイルの実行がvlmclient.exeに達すると、以下に示すボリュームライセンス構成ダイアログが表示され、ユーザが自分の情報を入力するまで表示され続けます。
ダイアログに情報が入力されていない場合は、NI VLMで以前にユーザとコンピュータに関連付けられていた所有者情報が消去されます(ユーザとコンピュータに関連付けられているライセンス権限は消去されません)。そのため、このインストールプロセスの前にユーザへ通知することをお勧めします。プロンプトが表示されたら情報を入力するようにして、後に続く再起動(バッチファイルの最後にあるshutdown -rに注意してください)の警告ダイアログを表示します。